収入保険制度の検討状況について
○ 平成28年11月、政府の農林水産業・地域の活力創造本部において、青色申告を行っている農業者を対象とした収入保険制度の導入が決定されました。（「農業競争力強化プログラム」）
○ 平成29年の通常国会に法案を提出し、法案成立後、システム整備など必要な準備・周知を経て、収入保険制度が開始される見込みです。
○ 具体的な仕組みは、下記のとおりです。なお、今後、制度の具体的な説明が行われる見込みです。
収入保険制度の具体的な仕組み
（収入保険制度のポイント）
○ 品目の枠にとらわれず、経営全体が対象となります。
○ 自然災害による収量減少だけでなく、価格低下なども含めた収入減少を補填されます。
（制度の主な仕組み）
○ 青色申告を行っている農業者（個人・法人）が対象です。
※5年以上の青色申告実績がある者が基本ですが、青色申告の実績が1年分あれば、加入できます。
○ 当年の収入が基準収入の9割を下回った場合に、下回った額の9割（支払率）が補填されます。
※「掛け捨て方式」に「積み立て方式」を組み合わせるかどうかは選択できます。
○保険料・積立金を支払って加入します。（任意加入）
※農業共済やナラシ対策などの類似制度については、どちらかを選択して加入することになります。
平成29年（1月～12月）から青色申告にしましょう！
○ 仮に、平成31年（平成31年1月～12月分の保険引受）の制度開始を想定すると、平成29年（1月～12月）から青色申告に取り組んでいる必要があります。
○ このため、将来、収入保険加入を希望あるいは、検討したい白色申告者は、平成29年3月15日までに、あらかじめ、「青色申告承認申請書」を税務署に提出しておく必要があります。
○ 青色申告は経営を客観的につかむための重要なツールで、税制上のメリットもあります。白色申告の方は、今回を機会に、是非、青色申告に取り組んでください。
参考資料
収入保険制度に関する「農業競争力強化プログラム」の取りまとめ概要 (PPT 42KB)
収入保険制度の問い合わせ先
九州農政局宮崎県拠点地方参事官室 （0985－24－2365）
宮崎県農業共済組合連合会企画情報課（0985－27－4289）
