=======================902text14======================= クローズアップ News from Miyazaki city Close up 1 市の決算概要をお知らせします 市では毎年、皆さんが納めた税金などがどのように使われているのかを公表しています。 平成29年度一般会計と特別会計、企業会計の決算の概要をお知らせします。  平成29年度は、前年度に比べると歳入総額は約1億4千万円の減、歳出総額は約8千万円の減となりました。歳入では、市税や基金繰入金などの自主財源が約13億4千万円の減、国庫支出金や地方交付税などの依存財源が約12億円の増となりました。歳出は、幼児や高齢者、生活保護者などへの福祉サービスや借金の返済など、削減が難しい経費が大半を占めています。 一般会計の内訳は次の通りです。 ※数字は端数処理をしており、数値に整合しない部分があります。 歳入総額 1,639億円 自主財源は40.4パーセント  そのうち 市に納めていただいた税金 529億円(32.3パーセント)  諸収入 32億円(1.9パーセント)  分担金・負担金 23億円(1.4パーセント)  公共施設の使用料や証明発行手数料など 19億円(1.2パーセント)  繰入金・繰越金ほか 60億円(3.6パーセント)です。 依存財源は59.6パーセント  そのうち 国からの支出金 339億円(20.7パーセント)  地方交付税 264億円(16.1パーセント)  市債 146億円(8.9パーセント)  県からの支出金 125億円(7.6パーセント)  地方譲与税・地方交付金 102億円(6.3パーセント)です。 歳出総額 1,606億円 そのうち 幼児や高齢者、生活保護者などへの福祉サービス 753億円(46.9パーセント)  借金の返済 200億円(12.5パーセント)  道路や公園などの建設・修繕 163億円(10.2パーセント)  税務・戸籍・広報・選挙など 156億円(9.7パーセント)  学校教育や生涯学習など 112億円(6.9パーセント)  ごみ、し尿処理や保健事業など 109億円(6.8パーセント)  農林水産業費・消防費・商工費など 113億円(7.0パーセント)です。 特別会計とは 国民健康保険や介護保険の保険料など、特定収入を財源とする会計のことです。 特別会計の決算額は次の通りです。 会計名 公営住宅建設資金 歳入決算額 16.1億円 歳出決算額 16.0億円 会計名 国民健康保険 歳入決算額 521.1億円 歳出決算額 498.8億円 会計名 後期高齢者医療 歳入決算額 45.5億円 歳出決算額 45.3億円 会計名 公園墓地 歳入決算額 2.7億円 歳出決算額 2.7億円 会計名 卸売市場 歳入決算額 6.9億円 歳出決算額 6.9億円 会計名 用地取得 歳入決算額 0.1億円 歳出決算額 0.1億円 会計名 母子父子寡婦福祉資金 歳入決算額 0.9億円 歳出決算額 0.7億円 会計名 介護保険 歳入決算額 327.5億円 歳出決算額 319.1億円 会計名 公設合併処理浄化槽事業 歳入決算額 2.9億円 歳出決算額 2.9億円 会計名 宅地造成事業 歳入決算額 3.2億円 歳出決算額 2.7億円 会計名 公債管理 歳入決算額 230.7億円 歳出決算額 230.7億円 以上、特別会計の 歳入決算額合計 1,158.2億円 歳出決算額合計 1,126.3億円です。 ※数字は端数処理をしており、数値に整合しない部分があります。 企業会計とは 上下水道や病院など、民間企業のように事業の収入で費用を賄う会計のことです。 企業会計の決算額は次の通りです。 会計名 水道事業             歳入決算額 139.0億円 歳出決算額 124.1億円 会計名 工業用水道事業 歳入決算額 0.1億円 歳出決算額 0.1億円 会計名 公共下水道事業 歳入決算額 218.4億円 歳出決算額 216.4億円 会計名 農業集落排水事業 歳入決算額 10.9億円 歳出決算額 10.9億円 会計名 田野病院事業 歳入決算額 9.3億円 歳出決算額 10.8億円 以上、企業会計の 歳入決算額合計 378.0億円  歳出決算額合計 362.4億円です。 ※数字は端数処理をしており、数値に整合しない部分があります。 詳しい情報はQRコードから 問い合わせ先 財政課 電話21-1723 ファクス番号21-1522 =======================902text15======================= Close up 2 「わたしの想いをつなぐノート」について考えてみませんか? 市では、エンディングノート「わたしの想いをつなぐノート」を配布しています。終末期医療のあり方について、考えてみませんか? 自分らしい終末期を迎えるために  一人一人が、自分らしい終末期を迎えるために、どこで過ごし、どのような医療を受けたいか意識して考えるきっかけとなるように「わたしの想いをつなぐノート」を作成しました。最近では、終末期の延命治療について、本人の意思が尊重されるようになってきていますが、意思が全て伝わっていないこともあります。このノートを通して、自分の終末期を考え、家族やケアをする医療関係者と話すきっかけにしてみませんか。 詳しい情報はQRコードから エンディングノートはアドバイザーが配布します エンディングノートは、エンディングノートアドバイザーが配布し、ノートの書き方を説明します。アドバイザーは市が開催する養成講座を修了した、医師、看護職、薬剤師、ケアマネジャー、社会福祉士、福祉施設の相談員などの資格を持った人たちです。ノートは無料で配布しており、次の2つの方法で受け取れます。 その1 出前講座で受け取り 話を聞きたいグループに講座を実施し、ノートを配布します。 実施日 平日の9時から午後9時まで のうち1時間程度 ※詳しくはご相談ください。 対象 10人以上のグループなどです 申込 健康支援課に申込書を提出してください その2 窓口で受け取り 職員や専門のアドバイザーが一人一人に書き方を説明してお渡しします。 窓口 健康支援課(市保健所4階) 介護保険課(市役所本庁舎5階) 地域包括支援センターなどです エンディングノートの活用事例を紹介します 1人暮らしで家族もいないKさんの場合 食道がんの治療を受けながら、1人暮らしをしていた75歳の男性Kさん。家族とも縁が薄く、住み慣れた自宅で最期を全うする覚悟でした。病気は治癒の見込みがないことも分かっていましたが、万が一意識がない状態で発見されたときに、延命治療は望まないなどの自分の思いを医療側に伝える方法を考えていました。そんな時「わたしの想いをつなぐノート」を訪問看護師から紹介され、「延命治療は必要ありません」などの自分の思いを書き、ノートを肌身離さず持ち歩いていました。その後、自宅で在宅緩和ケアを受けながら静かに息を引き取ったKさん。1人暮らしでも最期の意思は尊重されました。 問い合わせ先 健康支援課 電話29-5286 ファクス番号29-5208