宮崎市

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風水害・土砂災害とは

風水害とは

風と雨の強さと被害

台風や集中豪雨による主な災害には、洪水、浸水、土砂災害などがあります。これらは山間部や河川部でのみ発生するものではありません。近年では、集中豪雨により都市部の下水道があふれ、家屋に浸水したり、地下街で溺死者が出るなどの被害も発生しています。どこに住んでいても気象情報には耳を傾け、警戒する必要があります。

風の強さと想定される被害
平均風速(m/秒) 予報用語 樹木の様子 想定される被害
10~15m/秒 やや強い風 樹木全体が揺れる
電線が鳴る
風に向かって歩きにくくなる
15~20m/秒 強い風 小枝が折れる 転倒する人が出る
20~25m/秒 非常に強い風
(暴風)
風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる
25~30m/秒 非常に強い風
(暴風)
樹木が根こそぎ倒れ始める 立っていられない、屋外での行動は危険
30m/秒~ 猛烈な風 屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる

(気象庁資料より作成)

雨の強さと想定される被害
1時間雨量 予報用語 人の受けるイメージ 想定される被害
10~20mm やや強い雨 ザーザーと降る 地面からの跳ね返りで足元がぬれる
20~30mm 強い雨 どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる
30~50mm 激しい雨 バケツをひっくり返したように降る 道路が川のようになる
50~80mm 非常に激しい雨 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 車の運転は危険
多くの災害が発生する
80mm~ 猛烈な雨 息苦しい圧迫感、恐怖を感じる 大規模な災害が発生する恐れが多い

(気象庁資料より作成)

土砂災害とは

土砂災害の種類

突発的に発生し、すさまじい破壊力で一瞬にして多くの生命や財産を奪ってしまう土砂災害は、大きく「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3種類に分けることができます。

がけ崩れ・山崩れ

がけ崩れのイメージ画像

地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちる。日本でも最も多い土砂災害で、人家の近くでも発生するため、逃げ遅れて犠牲となる人も多い。

地すべり

地すべりのイメージ画像

脆弱(ぜいじゃく)な地質の土地に豪雨が降り、ゆるくなった斜面の一部が地下水の影響と重力で下方へ移動する現象。一度に広範囲で発生するために、住宅や道路、鉄道などに大きな被害をおよぼす。

土石流

土石流のイメージ画像

谷や斜面にたまった土や石、砂などが、大雨による水と一緒に一気に流れ出す。強大な威力と圧倒的なスピードで、進行方向にあるものを次々とのみ込み、破壊する。

土砂災害の被害を受けやすい土地

土砂災害のおそれがある危険箇所は全国に約52万か所もあり、約9割の市町村におよびます。また、山間部のみならず、最近では新たな宅地開発が進む都市近郊でも土砂災害の発生が危険視され、年々増加しています。まずは自分の住んでいる土地の特徴を知り、どんなことに気をつけるべきなのか考えてみましょう。

危険な場所とは

高潮による被害

海岸に近いゼロメートル地帯

満潮時の平均的な海面の高さよりも低い土地は要注意。高潮により浸水、冠水の恐れがあり、堤防が決壊すれば大きな被害を受ける危険があります。

遠浅海岸や湾奥、河口部の土地

遠浅海岸や湾奥のイメージ画像
水深が急激に深くなる遠浅海岸や湾の奥の土地は、押し寄せた海水が湾の外に出ていきにくいため高潮のときに水位が上がりやすい。

外水(河川)の浸水による被害

河川敷

河川の流域や、以前は河川敷だった土地は、豪雨により浸水する危険性が高い。

沖積地

沖積地のイメージ画像

河川が運んできた土砂が河口付近に堆積してできた「三角州」や、過去に繰り返し発生した川の氾濫で土砂が堆積してできた「氾濫原」は冠水しやすいので注意。

土砂災害による被害

造成地

丘陵を切り崩してつくられた造成地は、地質や地形が不安定なため、豪雨で地盤がゆるむと崩れる危険がある。

扇状地

扇状地のイメージ画像

山間部への集中豪雨で土石流が発生し、山のふもとの扇状地を直撃する可能性があります。

山岳地帯

傾斜30度以上、高さ5メートル以上の急傾斜地は、雨でがけ崩れを起こす危険性があります。また、樹木が少ない山間部は土石流にも注意が必要です。

台風に備えよう

台風に備えよう(強風対策)

台風時には、風でさまざまなものが飛んでぶつかったり、倒れたりすることで事故が起こることがあります。台風が来る前に対策を立てましょう。また、外壁の補強などは日頃から行うようにしましょう。また、台風が去った後の吹き返しにも注意してください。

強風への対策イメージ画像

集中豪雨や台風などの雨に備えるために

家の回りの点検

側溝の詰まりなど、家の周辺の水はけをよくして、雨水の流れをせき止めないようにする。地域ぐるみで取り組むことが大切です。

雨どいや、排水溝の点検

落ち葉や土砂などを取り除き、継ぎ目のはずれなどをチェックする。ベランダの排水口も注意。

家財道具を安全な場所に移す

浸水が心配される場合は、あらかじめ2階などに移しておく。

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