【Wで快挙!】大根やぐら等の取り組みが日本農業遺産認定とグッドデザイン賞を受賞!

日本農業遺産  認定

グッドデザイン2020  受賞

 

日本農業遺産

大根やぐらが林立する風景

宮崎の太陽と風が育む「干し野菜」と露地畑作の高度利用システム
(宮崎県田野・清武地域)

耕畜連携による土づくりを行いながら、季節に柔軟に対応した露地畑作の高度利用を実現。
冬季の乾燥した冷たい西風を活用して大根を干すために組まれる「大根やぐら」は特徴的な農村景観を形成している。

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江戸時代後期に自然災害の備えとして始まった「干し野菜」は、時代の流れと共に「千切大根」と「干し大根」生産に変化してきました。
特に「干し大根」は、風土を最大限に活かし、大根を丸ごと一本干す方法が伝統的に継承されています。

本地域の農業は、気候風土を最大限に活かし、年間を通じた作付体系と「干し野菜」の技術を多角的に組み合わせた露地畑作の高度利用システムとして発展してきました。
畑作地帯では必ずしも生物多様性が高いとは言えませんが、温暖な気候、豊富な採餌資源、農家の営みが相まって越冬ツバメが生息しやすい環境が守られています。

先人が残してきた風俗、習慣、知恵は、洗練された貴重な文化財として今も脈々と受け継がれています。
雨乞いの太鼓である「雨太鼓」や「神楽」など、農業にまつわる伝統文化は、地域のコミュニティ形成、絆づくりに役立てられています。

 

令和3年2月19日(金曜)に「日本農業遺産」の審査結果の発表が行われ、
「大根やぐら」をシンボルとした、田野・清武地域の農業システムが「日本農業遺産」に認定されました。

申請団体等
申請団体 田野・清武地域日本農業遺産推進協議会(会長 栗原 俊朗氏)
農林水産業システムの名称 宮崎の太陽と風が育む「干し野菜」と露地畑作の高度利用システム


農林水産業システムの概要本地域は、耕畜連携により土づくりを行いながら、
大根等の露地野菜を干し野菜として加工・販売し、収益を安定化させる約100年前から受け継がれるシステムです。
乾燥した冬の西風を利用して大根を干すために組まれる「大根やぐら」が特徴的な冬季景観を形成しています。

【世界農業遺産等専門家会議からの評価】

干し野菜に加工することで生産者の所得が確保されている。

若い家族のUターンや就農も多く、産地として成立して地域経済を持続させている。

また、生産者と加工業者が価格や数量等についての協議が行える体制が整っており、生産・加工の双方が安定するような生産システムを確立している。

干した大根の葉が畜産農家の飼料となり、畜産農家の堆肥が露地畑作農家の土壌改良に活用されるという循環型の耕畜連携のシステムが確立している。また、大根の連作障害は他地域でも問題であるが、夏作をやめて冬作のみに集中させるようにしており、その折にも畜産農家の牛ふん堆肥が役立っている。

大根やぐらの資材について、過去には近代的な資材に変える動きもあったが、干し大根の品質向上には自然資材が良いと判断し、現在もの杉や竹を使用している。また、3~4年ごとに地域資源を活用して資材を更新することで、山林管理にも繋がっている。
大根やぐらが立ち並ぶ景色は圧巻である。近年、ライトアップでやぐらを観光資源にするなどの発信に力を入れており、地域の誇りとなっている。

ツバメの生息(年間)が、茶畑作業時や堆肥によって発生する虫(豊かな餌)によって支えられており、農業生産活動と強く結びついている。また、露地野菜生産農家の納屋で営巣し、農家の営みがツバメの生息環境を守っている。

若手生産者や農業高校等の地域住民の熱意が非常に高く、地域農業を誇りに思っており、担い手から支持される本地域は、将来的な持続可能性の点で評価できる。また、地元小学校の栽培や収穫、加工の一連の体験学習は地域の知恵と技術を継承する活動は、PTAも含めて熱心である上、PTAも協議会に参加しているなど、様々な分野の地元住民による協力体制が整っている。

地域の加工業者は伝統的な商品に加え、新商品開発に熱心であり、輸出も活発に行われている。

歴史的背景や知見も有し、本地域の風土が生んだ干し野菜文化を伝える役目を果たしている。

認定証

認定証

 

 

グッドデザイン2020

GOOD DESIGN AWARD 2020 受賞

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このたび、「日本一の干し大根と大根やぐら」をシンボルにした田野・清武地域の活動が、
グッドデザイン賞の「地域コミュニティづくり」部門で受賞しました。
さらに、受賞者の中でも、高い評価を受けたことから、グッドデザイン・ベスト100に選ばれています。

グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。
デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。
製品、建築物、ソフトウェア、サービス、システム、ビジネスモデル、地域づくりの取り組みなど、
有形無形を問わず、あらゆるものや活動が対象です。

(出典:GOOD DESIGN AWARDホームページより一部抜粋)

 

 

後世に遺したい美しい農業風景

 

 

地域シンボルとしての干し大根と大根やぐら

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干し大根を作る上で欠かせない大根やぐらですが、その大きさ、造形美、干した大根に朝昼晩と違う色の光が反射した姿とその周辺風景とが作り上げる美しい農業風景は見る人を魅了し、単なる農産品の生産設備としてだけでなく、地域の「冬の風物詩」として、遠くは北海道からもその風景を一目見ようと訪れるひとがいるほど地域のシンボルとして認知されています。

現在は干し大根の季節に宮崎空港や商業施設で本物の大根やぐらの展示や写真展示、映像展示、地域物産販売などより多くの人に知ってもらえるような積極的な活動を行なっています。

農業文化としての干し大根と大根やぐら

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主に夏は葉たばこ、冬は干し大根と、土地を有効活用した営農体系が、半世紀以上前から宮崎市の田野・清武町域で発展してきました。

冬に大根やぐらで天日干しされた干し大根は漬物に、切り落とした大根の葉は、畜産農家の牛の飼料に、その牛の牛糞は畑の堆肥にと、循環型地域農業が確立されています。
一方で、本地域における農家は、全国平均に対し年齢層が若く、世代交代が円滑に進んでいます。

これは家族中心の営農が子どもと過ごす時間の確保にもつながっており、新たな担い手に、地域の農業文化がしっかり受け継がれていることを示していると思われます。

大根やぐらで地域活性化

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地域住民の協力

大根やぐらは、少人数では組み立てられないため、地域住民の協力を得ながら、人の手で組み立てられます。

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生産者の協力

干し大根に適した品種(干し理想)は、田野町域の生産者団体により育成され、宮崎市南西部に位置する田野・清武町域で生産が拡大し、 この地域が大根の町として認知されるようになりました。

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地域交流

干し大根を活用した農業体験、食育講座、市民講座や商業施設への大根やぐらの展示、大根やぐらのある農業風景の写真展示。他の懲役での大根やぐらイルミネーションや本物の大根やぐらを使ったライトアップなど地域活性化につながる交流を行っています。

 

担い手農業者の皆さん。空港でのイベントやぐらを組み立てにて。

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ロゴ協議会

 

冬の風物詩「大根やぐら」

宮崎市田野・清武地域

大根やぐら全景

宮崎市田野・清武地域では毎年冬になると漬物用の大根を干す「大根やぐら」が出現します。
この地域は高台にあり気温が低く、冬になると「わにつかおろし」と呼ばれる北西からの風が吹くため、大根の乾燥に適した環境なのです。

広大な畑に立ち並ぶ大根やぐらは高さ6メートル、全長50~150メートルと圧巻!!
やぐらの設計図というものは無く、経験と技術だけを頼りに一つ一つ手作業で組み上げていきます。

大根の収穫風景

収穫後綺麗に洗浄した大根は、2本一組にし、竹と杉で組まれたやぐらに掛け干ししていきます。
大根は、凍ると身がスカスカになってしまうため、気温が0度を下回る時は、やぐらをブルーシートで覆って中をストーブであたため、日夜やぐらの管理をします。

大根をやぐらに掛ける風景

冬の風物詩「大根やぐら展」inブーゲンビリア空港

令和2年大根やぐら展の様子

写真は昨年の様子。

宮崎ブーゲンビリア空港1階のオアシス広場に巨大な大根やぐらが期間限定で出現。

高さ6メートル、幅6メートル、高さ8メートルと現地のやぐらと同じ大きさになります。

やぐら下段には、本物の大根をかける大根干しの体験ができます。

なんと現地では大根やぐらのVR体験も!

大根やぐらをライトアップ

大根やぐらの写真を撮るこども

「田野・清武地域日本農業遺産推進協議会」では、

宮崎平野の冬の風物詩になっている大根やぐらをシンボルに、

日本農業遺産の認定に向けて活動しています。

日本農業遺産の認定に向けての機運醸成、干し大根・大根やぐらの知名度向上のため、

今年も大根やぐらのライトアップを行います。

 

ライトアップ期間

令和2年12月11日(金曜)~令和3年1月15日(金曜)

 

時間

18時から22時

 

会場

田野運動公園南側駐車場横 大根やぐら

 

点灯方法 

大根やぐらは、ライトアップ2色(白・橙)と7色(虹色)で色鮮やかに点灯

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ライトアップ画像

 

 

地図

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GoogleMap

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お問い合わせ

田野総合支所 農林建設課

電話:
0985-86-1114
Fax:
0985-86-1987