アカウミガメはウミガメの一種で、甲長65~100cm程、甲羅の色が赤褐色であることからそのように呼ばれています。アカウミガメは、太平洋、大西洋、インド洋及び地中海に広く分布し、そのうち太平洋を回遊する個体群が、毎年5月から8月にかけて本州中部以南の海岸に産卵のため上陸します。その中でも宮崎市の海岸は全国でも有数の上陸数を誇り、市街地のすぐそばで大型の野生動物が確認できる、とても貴重な場所となっています。宮崎市の海岸線は、アカウミガメ及びその産卵地として、県の指定天然記念物に指定されています。【教育委員会文化財課文化財管理係 0985-85-1178 内線75-3203】