キラリ! 福祉用具専門相談員 シーティングエンジニア 将来の夢、かなうといいね できること、伸ばしていこう  「一人一人に合ったオーダーメードの車いすは、本来その人が持っている力を発揮できる助けになるものです」。そう語るのは、シーティングエンジニアという資格を持ち、現在は市内に工房を構えて専用のいすや車いす、福祉用具の製造販売をするときよし さなえさん。  障がいなどで姿勢を保つことが難しくなると、社会活動が制限されるばかりか、食事や排泄などが困難になることも。しかし、体が適切に支えられれば、できることが増えてくるそうです。「人の可能性は未知数です。今を目いっぱい楽しめるよう環境を整えたい」とときよしさん。できる喜びを感じてほしい。それがオーダーメードのいす作りにかける思いです。 プロフィール 3年前に宮崎市に移住。重度心身障がい児・者のための座位保持装置、車いすなどの福祉用具製造、販売、コーディネートを行う会社「MHD」を設立。 ときよし さなえさん 市長コラムねこのひげ日記 地域のイベントを通して絆を深めよう  春の行楽シーズンですね。大変心地よいこの時季は、なぜか心がウキウキします。  私が小学生のころ、こどもの日にはおおよどがわ河川敷で、こいのぼり運動会が開催されていました。地域こぞって大集合する春の一大イベントで、班対抗リレーや綱引きなどの競技に、老若男女が大盛り上がり。数ある競技の中でも、私は特に子ども相撲が大好きで、優勝したら景品がもらえるとあって、真剣に相撲を取った記憶があります。また、顔見知りの近所の方から、いたずらなどをすると容赦なく怒られたことを思い出します。そして最後は、お決まりの宝探しゲームで、河川敷の至る所に埋められた紙の札を必死に掘り起こしていました。  今思えば、運動会を通して世代間交流が図られ、地域一体となって子どもの成長を見守っていただいていたんだなぁと感謝しています。ライフスタイルの多様化などで住民相互のつながりが薄れつつある今こそ、地域のイベントなどに積極的に参加して顔の見える関係を築き、地域の絆を深めていただきたいと思います。 さどわら町では、「こいのぼり」ならぬ「クジラのぼり」が泳いでいます コラムタイトルは戸敷市長の「宮崎市版・365日誕生花」であるネコノヒゲ(8月31日)にちなんだものです。