==========================893text12========================= 干し大根ができるまで わにつか たけしさんから一言 干し大根が消えた !! ブルーシートに覆われた 大根やぐらの真実とは 雨や寒いときには、ブルーシートで覆います。干し大根のシーズン中、農家は天候を気にしながら日夜やぐらの管理を行います。 滑車を使ってトラックなどでシートを引っ張り、一斉にやぐら全体を覆います。 大根は凍ると身がすかすかになるため、気温0度を下回るときはストーブで暖めます。 本干したくあんができるまで 干すことで大根の甘みが増すのを利用してたくあんを作ります。取り込みも手作業です。一本ずつ首の部分を切り落としトラックに積み込みます。 わにつか たけしさんから一言 “妖精デコンパ”が登場 本干したくあんができるまでを わかりやすく解説 第1形態 大根は水分が多いから身もずっしり。 第2形態 掛け干しして、10日から12日後、 水分が抜けて軽くなります。   第3形態 葉と首の部分が落とされ、干し大根出荷となる。 工場でのたくあん製造行程 干し大根が搬入され、 下漬け作業が行われる。 次に、洗浄・選別して 調味漬け作業が行われる。 第4形態 たくあんの味になる。 カット・包装作業を経て、 最終形態 本干したくあんの完成です。 干し大根はたくあん専用の品種を使用します。 市場でよく見かけている大根は「青首大根」という身が柔らかい品種です。干し大根はすらりとして細長い「白首大根」。練馬大根が原種で、身の密度が濃く、干すと甘みが増します。 ==========================893text13========================= たくあんの違い わにつか たけしさんから一言 食感の違いは干し大根にあり! 自然の力に感謝 ひと昔前までたくあんといえば干し大根で作る「本干したくあん」のことでした。現在は、本干したくあんは冬場しか仕入れができないため、一年を通して製造できる「塩押したくあん」が主流になっています。 「本干し(乾燥)たくあん」の特長 ・大根を干して漬ける ・しわが多い ・パリッとした食感 ・熟成感がある 「塩押したくあん」の特長 ・生の大根を塩で押して漬ける ・しわが少ない ・ソフトな食感 ・フレッシュ感がある  キーパーソン探訪 初代から受け継いだ伝統を新たな切り口で発展 道本食品株式会社 社長 みちもと ひでゆきさん 宮崎市は干し大根生産量日本一。ピーク時は田野町に800基あった大根やぐらは、約250基まで減りました。たくあんの需要が減っているからこそ、本干したくあんと塩押したくあんの違いを消費者に理解してもらうことが大事だと思っています。最近本干したくあんに血圧を下げる作用があるアミノ酸の一種「ギャバ」が豊富という研究も発表されました。新しい食べ方の提案も行い、消費拡大につなげたいです。 わにつか たけしさんから一言 たくあんのギャバが 血圧を下げる !? 旬食 miyaza KITCHEN vol.11 今月の食材 たくあん 旬食みやざきっちん ミニ たくあんコリッと つくね汁 鶏のつくねにたくあんのコリッとした食感がピッタリです。 レシピ 角 光樹子(野菜ソムリエ) たくあん サプライズ! 材料2人分 つくね  鶏ひき肉 120グラム  たくあん 4枚(みじん切り)  長ネギ(白い部分みじん切り) 適量  片栗粉 小さじ3杯  塩 少々 合わせだし  だし汁 450ミリリットル  酒 大さじ1杯と2分の1杯   塩 小さじ4分の1杯  薄口醤油 適量 シイタケ(薄切り) 1枚 ニンジン(拍子木切り) 4分の1本 長ネギ(緑色の部分斜め切り) 適宜 ①つくねの材料をしっかり練り混ぜる。 ②鍋に合わせだしの材料を入れて中火にかけ、①を一口大に丸めながら入れる。煮立ったら火を弱めアクを取る。 ③つくねに火が通ったらシイタケとニンジンを入れ、2分から3分煮る。 ④器に盛り、好みで長ネギを散らして出来上がり。 レシピ監修“旬食べる”Miyazaki 平日食堂 毎日の献立作りのお悩みを解決すべく、 宮崎県産野菜・果物を使ったレシピを宮崎の野菜ソムリエがお届けします! 【ラクラク】【食卓】【季節感】をキーワードに、 「平日限定」「1日1品」にてフェイスブックを使ってご紹介しています ☆https://www.facebook.com/miyazakiheizitusyokudou/ 2018年6月20日までに日本一の干し大根と大根やぐらの日本農業遺産の認定を申請予定! 問い合わせ先 田野総合支所農林水産課 電話86-1114 ファクス番号86-1987