[特集3] 市政のギモンをわかりやすく解説 教えてセンセイ! ◎今回のお題 「地域魅力発信プラン」って? 地域の魅力を生かしたまちづくり 皆さん、はじめまして!私がお答えします。 今回のセンセイ 地域まちづくり推進室室長 地域コミュニティ課 もとむらしんじ 疑問 地域魅力発信プランの目的は? 回答 地域魅力発信プランは、市内の各地域が、それぞれの魅力や課題を把握して策定した、5年後、10年後の将来像を示すまちづくりの設計図です。    今後、このプランを基に地域まちづくり推進委員会(※1)が中心となって、それぞれの地域の特色を生かしたまちづくりが進められます。 疑問 どのような人たちがプランを作ったのですか? 回答 自治会や子ども会、PTAなど、地域団体の代表者で構成される地域協議会(※2)などが中心となり、2年間にわたる話し合いを重ねて作られました。 疑問 このプランによってどんな効果が期待されますか? 回答 これまでのまちづくりは、今ある課題をどう解決するかに力が注がれていましたが、今後はプランに沿って、将来を見据えた効果的な活動が行えるようになります。自分の地域が目指す姿に向かって、地域の皆さんが協力していただければと思います。 疑問 自分の地域のプランを知るにはどうすれば良いですか? 回答 すでにプランをまとめたパンフレットなどを配布済みの地域や、これから配布される地域もあります。詳しくは、お住まいの地域の総合支所、地域センター、地域事務所へお問い合わせください。 ※1地域まちづくり推進委員会 地域の課題解決などに向け、まちづくり活動を実践する地域住民による組織。誰でも自由に参加でき、現在市内26の地域まちづくり推進委員会で2,000人を超える皆さんが活躍しています。 ※2地域協議会 地域自治区ごとに設置される、地域住民の意見を市政に反映させるための組織。自治会や子ども会、PTAなど、地域で活動する各種団体から推薦された委員と公募の委員で構成されています。 レポート1 地域魅力発信プランを作って 地域魅力発信プランに基づいたまちづくりは、まだ始まったばかりですが、策定作業を通じて、地域の人との絆もさらに深まっています。 檍地域自治区のまちの将来像 夢と希望が育つまち・檍 まずは檍地域の特性について教えてください。  北は市民の森から、南は大淀川までとても広い地域で、4万2千人が暮らしています。南部は住宅地が多いエリアなのに対し、北部は農地が多いエリアになっています。 プランを作るにあたって工夫されたことはありますか?  檍地域には都市部と農村部の2つのエリアがあり、課題もさまざま。そこで、地域の意見を広く集めるため、地域協議会で作ったプランの素案を自治会を通じて住民に回覧してもらいました。そこで挙がってきた意見を盛り込んで、プランを完成させました。 プランを完成させてみていかがですか?  プランの作成に携わったことで、今まで知らなかった檍地域のいいところにたくさん気付きました。また、協議を重ねるに連れて、地域内の横のつながりも強まりました。そういった意味では、プランそのものはもちろん、作成過程の副産物の価値も大きいですね。 地域協議会の会合のようす 檍地域自治区地域協議会会長 にたわきよしひろさん 地域の思いがこもったプランを実践していきます!  今回作られたプランを、実際のまちづくりに生かしていくのが、私たち地域まちづくり推進委員会の使命です。住民みんなで力を合わせて、魅力あふれる地域にしていきたいですね。 3つの部会が連携して開催した「まちづくりの祭典in檍」 檍地域まちづくり推進委員会会長 まつたけあきひこ レポート2 魅力あるまちづくりの主体 地域まちづくり推進委員会  今後、地域魅力発信プランをもとに、まちづくりを進めていく『地域まちづくり推進委員会』。プランの作成以前から、各地域でさまざまな取り組みが行われてきました。 三世代交流を柱にさまざまな事業を展開 小戸まちづくり推進委員会  小戸まちづくり推進委員会にある、私が会長をしている地育力向上部会は、将来の地域を担う子どもたちに目を向けようと設置された部会で、球技大会やスポーツ大会、しめ縄飾りなどの活動を通じて、三世代交流を促進しています。  小戸地域では、地域まちづくり推進委員会と小学校とのつながりがとても強いんです。部会員にもPTAの方がたくさんいて、子どもたちや保護者、学校の意見を直接反映できるので、効果的な事業展開ができています。これから、地域魅力発信プランに基づいたまちづくりが始まりますが、小戸地域をさらにずっと住み続けたいまちにしていきたいですね。 小戸まちづくり推進委員会地育力向上部会長 にのみやよしあきさん  地域魅力発信プランのスローガンは「ずっと住み続けたいほっとするまち小戸地域」です。このプランを通じて、これまで以上に地域力が強まることを期待しています。 まちづくり推進委員会と小戸小学校が協力して作った「小戸かるた」。1枚1枚に地域の魅力が詰まっています 昨年20年ぶりに復活した地区対抗運動会。160人の住民が参加し、大いに盛り上がりました 小戸地域自治区地域協議会会長 よしだえいひこさん 地域まちづくりサポーター募集! あなたの力を生かしませんか 地域まちづくり推進委員会が行う活動で、興味のあるイベントなどに気軽に参加してみませんか? 都合の良い時間だけの参加でも結構です。応募方法は、地域まちづくり推進室にお問い合わせいただくか、市ホームページからご応募ください。 主任主事 甲斐美咲 [問い合わせ先]地域コミュニティ課地域まちづくり推進室 電話42-9205