みやざき再発見 頬を撫でる風。響く潮騒。 心ほどける、楽園時間。 青島とトゥクトゥク (宮崎市) 2011年から青島で運行しているトゥクトゥクは、タイやラオスでおなじみの三輪タクシー。気軽にトロピカルなムードを満喫できます。 場所 JR青島駅下車徒歩約10分 MiyazakiHumanInterview キラリ!宮崎人3回 THISISNOTYOUR AVERAGEJAPAN! ありきたりじゃない日本の魅力が、宮崎にはあります。 宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ!宮崎人」。 今回は、宮崎のサーフシーンや人、風景を映画にした映像作家のマット・ウエストコットさんです。 映像作家 マット・ウエストコットさん 2011年にカナダから宮崎に移住後、サーフィンや風景、地元の人々を撮影し始める。2013年5月に映画「GoodMorningMiyazaki」が完成。世界各国の映画祭から招待され、上映が続いている。 福岡での出会いをきっかけに波を求めてカナダから宮崎へ  ゆったりと走る一両の列車。華麗に波を滑るサーファー。私たちが普段目にしている風景の全てが、マットさんが撮影した映画「グッドモーニングミヤザキ」では輝いて見えます。  「本当にいい場所に巡り合えました。宮崎は人も自然もスローで、とても親しみやすい。初めは映画を作るつもりはなかったのですが、宮崎が僕に撮りたいと思わせてくれたんです」  カナダ出身のマットさんは、福岡出身の美由紀さんと出会い、結婚。日本に移住する際、サーフィンができる場所を探し、宮崎の青島に決めたそうです。  「福岡の海で出会ったおじいちゃんから、”宮崎は日本のハワイだよ“と教えてもらったのがきっかけです。実際、この辺りには県外はもとより、海外からの移住者も多くて、どこか国際的なムードがあります。知り合いの外国人は”カリフォルニアに匹敵するビーチだ!“と話していますよ」  宮崎の人が持つおおらかな雰囲気にも魅了されたというマットさん。「グッドモーニングミヤザキ」には、マットさんが出会った宮崎の皆さんもたくさん登場しています。 知られざる日本の魅力を映画を通じて世界へ発信  「グッドモーニングミヤザキ」は、完成から1年を経た今でも世界各地の映画祭に招待され、上映され続けています。マットさん自身、こんなに反響があるとは予想もしていなかったそうです。  「海外では、日本と言えば東京や京都。日本にたくさんサーファーがいることや、宮崎に素晴らしい波があることはほとんど知られていません。だから、見た人にはとても驚かれます。日本にこんなところがあるのか!ってね。それだけに、もっと宮崎の魅力を発信したいと思うんですよ」  マットさんの次の計画は、全国のサーフスポットを作品にまとめること。  「北海道から沖縄まで足を運んで、”グッドモーニングジャパン“を作りたい。ありきたりじゃない日本の魅力を、映画を通じて知ってもらえたらハッピーです」  これからも宮崎を拠点に作品を作っていきたい、と話すマットさんのチャレンジは続きます。 映画のダイジェストを特設ページで公開中! みやざき旬食レシピ 3回 ゴーヤ  「ツルレイシ」や「にがうり」とも呼ばれているウリ科の植物、ゴーヤ。宮崎市ではさどわら・住吉地区での栽培が盛んです。以前は、苦味の強いものが主流でしたが、現在は品種改良などにより食べやすくなりました。  ゴツゴツとした姿と独特の苦味が特徴で、ビタミンCやカロテンが豊富です。苦味には胃腸の働きを助ける成分も含まれており、食欲増進、夏バテ予防、疲労回復に効果的な食材です。また、ゴーヤのビタミンには加熱しても壊れにくいという特徴もあります。苦味を和らげるには塩もみや下茹でなどの調理法がありますが、うまみ成分を含む食材と合わせることでも食べやすくなります。お買い物の際は、いぼに艶と張りがあり、濃い緑色でどっしりとしたものをおすすめします。  家庭でも手軽に栽培できるゴーヤは、身近な地球温暖化対策の一つである緑のカーテンでもお馴染み。育てて、収穫して、調理して楽しみたいですね。 ゆで豚肉とゴーヤの塩昆布和え ゴーヤと相性のいい豚肉に、塩昆布の旨味を加えた夏ならではの一品。 材料(2人分) (a)ゴーヤの塩昆布和え ・ゴーヤ 1本 ・塩 小さじ1杯 ・ごま油 大さじ1杯 ・薄口しょうゆ 大さじ1杯 ・砂糖 小さじ1杯 ・白いりごま 大さじ1杯 ・塩昆布 15g (b)ゆで豚肉 ・豚バラかたまり肉 250g ・塩 小さじ2分の1杯 ・水 1リットル ・白ネギ(青い部分) 1本分 ・ショウガ(皮つきスライス)  5枚 ・ミョウガ(つけあわせ用) 1個 作り方 ①(a)を作る。ゴーヤは縦半分に切り、ワタと種をとる。5ミリ幅に切り、塩をふりかけて5分程置く。鍋にお湯を沸かし、沸騰したらゴーヤを30秒程茹で、ザルにあげ冷水にさらす。  ボウルにしっかりと水気を切ったゴーヤを入れ、ごま油をまわしかけよく混ぜ合わせる。さらに薄口しょうゆ、砂糖、白いりごま、塩昆布を入れよく混ぜ合わせる。 ②(b)を作る。豚バラかたまり肉に塩をまぶす。鍋に豚バラかたまり肉、水、白ネ ギ、ショウガを入れて火にかける。沸騰したらアクを取りながら中火で15分から20分程肉に火が通るまで煮る。粗熱が取れたら8ミリ幅に切っておく。 ③(a)と(b)を和え、器に盛りつけて刻んだミョウガを乗せる。 ●レシピ監修 レシピユニット「みやちゃぶ」 「みやちゃぶ」は“食”に興味旺盛な4人で運営しています。特産物や旬の食材を使ったお手軽レシピをお届けします。 メンバー 青木直美、飯田みどり、伊藤佳代、佐藤薫 ※宮崎市地域雇用創造協議会主催フードビジネス・コーディネーター養成講座の平成25年度養成科卒業生で構成しています。 その他のレシピも公開中!!