宮崎市からのお知らせ市政CLIP 宮崎市の財政状況をお知らせします 市では毎年、皆さんが納めた税金などがどのように使われているのかを公表しています。今回は、平成25年度決算と予算執行の概要や、現在の財政状況を紹介します。 問い合わせ先 財政課 電話21ー1723 引き続き財政の健全化を進めていきます 財政課 主任主事 竹下和摩 皆さんの疑問にお答えします 財政課 主任主事 かわそえ礼奈 依存財源が過半数を占め自主財源は約4割  平成25年度決算は平成24年度に比べ、歳入は約5億6243万円の減、歳出は約10億363万円の減となりました。削減が難しい経費が大半を占める中、自主財源が少ないという現状です。 歳入 市税や使用料などの自主財源が約24億2226万円の減、国や県からの交付金や市債などの依存財源が約18億5983万円の増。自主財源の比率は平成24年度の42・3%から40・9%となりました。 歳出 幼児や高齢者などへの福祉サービスのための経費(民生費)や借金の返済(公債費)で55・9%を占めています。 一般会計 歳入総額:1,537億6,462万円 自主財源 40.9% 自主財源の内訳 市に納めていただいた税金 33.3% 512億667万円 分担金・負担金 2.0% 30億3,916万円 諸収入 2.1% 32億3,977万円 公共施設の使用料や証明発行手数料など 1.3% 20億4,483万円 繰入金・繰越金ほか 2.2% 33億9,977万円 依存財源 59.1%  依存財源の内訳 地方交付税 20.4% 313億4,618万円 国庫支出金 18.7% 287億8,872万円 市債 10.4% 159億9,238万円 地方譲与税・交付金 4.4% 67億3,027万円 県からの支出金 5.2% 79億7,687万円 歳出総額:1,506億7,197万円 幼児や高齢者などの福祉 41.4% 624億2,006万円 借金の返済 14.5% 217億5,700万円 道路や公園などの建設・修繕 12.4% 187億601万円 税務・戸籍・広報・選挙など 10.3% 155億3,916万円 学校教育や生涯教育など 7.5% 112億3,005万円 ごみ、し尿処理や保健事業など 7.0% 105億9,636万円 農林水産業費・消防費・商工費など 6.9% 104億2,333万円 疑問 何にどれくらいお金が使われているのですか? 回答 幼児や高齢者、障がい者への福祉サービスなどに最もお金が使われています。その次が、過去の借金の返済になります。 疑問 借金はどのくらいあるんですか? 回答 平成25年度末の全会計の合計で、約3448億円になります。 疑問 なぜ借金をするのですか? 回答 道路や公民館などの新しい施設を整備するためです。これらの施設は将来世代も利用することから、将来世代にも公平に費用を負担してもらうために借金をし、世代間で調整をしています。 疑問 借金の返済は進んでいますか? 回答 中期財政計画の目標達成に向け、借金の残高は減っています。今後もさらに減少する見込みです。 疑問 市の財政は今後どうなりますか? 回答 今後も福祉などにかかる民生費が増えていく見込みです。今年度に策定した新中期財政計画(平成27年度から29年度)での目標を順守し、将来に責任ある、自立した財政運営を目指します。 平成25年度決算(一般会計)を市民1人に換算すると… 市民1人当たりの収入 市に納めていただいた税金(市税)13万円 + 国や県から入ったお金(地方交付税、国・県支出金など)18万円 借金(市債)4万円 その他3万円 市民1人当たり38万円 市民1人当たりの支出 幼児や高齢者などの福祉に使うお金(民生費)15万円 借金の返済に使うお金(公債費)5万円 道路や公園などの建設、修繕に使うお金(土木費)5万円 税務、戸籍、広報、選挙などに使うお金(総務費)4万円 学校教育や生涯学習などに使うお金(教育費)3万円 ごみ、し尿処理や保健事業などに使うお金(衛生費)3万円 その他3万円 特別会計 会計名 公営住宅建設資金 歳入決算額 22億2,169万円 歳出決算額 22億1,924万円 会計名 国民健康保険 歳入決算額 454億2,573万円 歳出決算額 456億6,654万円 会計名 後期高齢者医療 歳入決算額 38億8,039万円 歳出決算額 38億6,316万円 会計名 公園墓地 歳入決算額 2億9,512万円 歳出決算額 2億9,215万円 会計名 卸売市場 歳入決算額 6億5,402万円 歳出決算額 6億5,402万円 会計名 用地取得 歳入決算額 2,576万円 歳出決算額 2,576万円 会計名 母子寡婦福祉資金 歳入決算額 9,073万円 歳出決算額 1,395万円 会計名 介護保険 歳入決算額 291億7,082万円 歳出決算額 286億5,917万円 会計名 公設合併処理浄化槽事業 歳入決算額 2億1,065万円 歳出決算額 2億693万円 会計名 宅地造成事業 歳入決算額 4億2,259万円 歳出決算額 3億5,053万円 会計名 公債管理 歳入決算額 247億6,221万円 歳出決算額 247億6,221万円 会計名 合計 歳入決算額 1,071億5,971万円 歳出決算額 1,067億1,366万円 企業会計 会計名 水道事業 歳入決算額 126億4,553万円 歳出決算額 121億8,753万円 会計名 簡易水道事業 歳入決算額 9億2,461万円 歳出決算額 8億9,316万円 会計名 工業用水道事業 歳入決算額 2,452万円 歳出決算額 2,452万円 会計名 公共下水道事業 歳入決算額 195億9,209万円 歳出決算額 191億8,568万円 会計名 農業集落排水事業 歳入決算額 10億1,255万円 歳出決算額 9億8,021万円 会計名 田野病院事業 歳入決算額 8億4,996万円 歳出決算額 10億3,773万円 会計名 合計 歳入決算額 350億4,926万円 歳出決算額 343億883万円 特別会計 国民健康保険や介護保険など、特定収入(保険料など)を財源とする会計 企業会計 上下水道や病院など、民間企業のように事業の収入で費用を賄う会計歳入決算額 宮崎市中期財政計画(平成22年度から平成26年度) 市では、本当に必要な市民サービスの水準を確保しつつ、将来に責任ある、自立した財政運営を行っていくために中期財政計画を策定しています。  現在の計画では、全ての目標を達成する見込みです。 財政目標 [目標①]平成21年度と比較して市債残高150億円以上の圧縮 26年度見込額 151億円以上圧縮達成 財政目標 [目標②]平成26年度決算時に財政基金残高200億円以上を確保 26年度見込額 272億円確保達成 財政目標 [目標③]平成22年度を基準に5年間で行政運営経費80億円以上の削減 26年度見込額 81億円削減達成