市広報みやざき 平成26年9月号 851号 全世代をつなぐ情報紙 宮崎市制90周年 [特集1] 障がい者の就労支援活動に学ぶ! 社会で生きるための4つのヒント [特集2] 飼い主のマナー再点検! [特集3] その飲み方、ホントにだいじょうぶですか? CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 宮崎市制90周年記念 みやざきタイムマシン 田野村役場庁舎 1907年(明治40年)  現在の建物になじみのある人は、写真の姿に驚かれるのではないでしょうか。  これは明治40年7月、皇太子殿下(後の大正天皇)の宮崎県行啓を記念して、当時の田野村最大の事業として着工し、翌41年に落成した初代田野村役場庁舎です。  ペンキ塗りの二階建て洋風建築で、望楼まで付属していました。写真左上の望楼付近には人影が見えます。村役場としては九州一立派な建物との声もあったそうですから、多くの人の関心を集めたに違いありません。  この頃は、洋風建築が流行の兆しを見せていた時代。モダンな造形で知られ、国の登録有形文化財として現存しているきよたけ町の黒北発電所も、田野村役場庁舎と同じ明治40年の建築です。初代庁舎が残っていたならば、きっと魅力的だったことでしょう。 当時の田野村の人口は約5,000人。現在(約11,000人)の半分ほどでした 昭和53年に建てられた現在の田野総合支所 ※監修:かいりょうすけ氏(今月のキラリ!宮崎人でも紹介しています)