宮崎市からのお知らせ市政CLIP  近年、安易な救急車利用が問題になっています。ここでは、救急車の適正利用について説明します。 CLIP1 救急車は適正に利用しましょう! 症状の判断が大事です  市消防局管内の救急出動件数は平成25年で1万5197件。平均すると1日に41.6件で、34.6分に1件の頻度で出動していることになります。本当に必要な事態に、適正な救急車利用で命を救うため、急を要する症状(下記)を知っておきましょう。 焦らず適切な対応を  救急車が現場に到着するまでにかかる時間は平均8.8分。短時間で救急車での搬送を済ませるために、保険証やお薬手帳、履物、お金を準備しておきましょう。到着した救急隊員には、事故や具合が悪くなった状況、到着するまでの変化、行った応急処置、その他患者の情報を速やかに伝えましょう。 こんな症状が見られたら、ためらわず救急車を 頭 ●急な激しい頭痛 ●突然の高熱 ●立てないぐらい急にふらつく 顔 ●顔半分が動きにくい、しびれる ●にっこり笑うと口や顔の片方がゆがむ ●ろれつが回りにくい、うまく話せない ●視野が欠ける ●ものが突然二重に見える ●明らかに顔色が悪い 胸や背中 ●突然の激痛 ●急な息切れ、呼吸困難 ●圧迫される痛みが2から3分続く ●痛む場所が移動する 腹 ●突然の激しい腹痛 ●吐血や下血がある 手足 ●突然のしびれ ●片方の腕や足に力が入らなくなる その他 ●意識がない、ぐったりしている ●けいれんが止まらない ●冷や汗を伴うような強い吐き気 ●食べ物が詰まって、呼吸が苦しい ●変な物を飲み込んで、意識がない ●大量の出血を伴う外傷 ●広範囲のやけど ●交通事故 ●水に溺れている 救急車を呼んでいいか迷った時は以下の機関にお問い合わせください。 23-3119 市夜間急病センター(午後7時から翌7時まで) 29-0119 市夜間急病センター小児科(午後7時から翌7時まで) 27-1118 市消防局 応急手当て救命講習  家族や周りの人がいざという時、迅速かつ適切に応急手当てを行うことで、救命率は高まります。救命講習を通して、正しい救命の知識を学んでみませんか? ◎申し込み 「宮崎市消防出前防災講座申込書」に必要事項を記入し、各消防署(所)に提出してください。詳しくは市ホームページに掲載しています。 救急車の呼び出しが増えています 軽症での出動要請はおよそ3割  入院の必要がない症状で救急車を呼んだ患者は平成25年で4387人。救急車出動件数の33.2%を占めています。このままでは本当に救急搬送が必要な患者の対応ができなくなる可能性があります。このような事態を避けるために、応急手当や救命講習、リーフレットを活用して、救急車の適正利用に協力をお願いします。 救急出動件数の推移 平成18年 12,313人 平成19年 13,131人 平成20年 13,353人 平成21年 13,414人 平成22年 13,978人 平成23年 15,240人 平成24年 14,751人 平成25年 15,197人 軽症・中等症・重症の内訳[平成25年] 死亡 208人 重症 2,355人 中等症 6,239人 軽症 4,387人 合計 13,189人 蚊に刺されてかゆいという理由で救急車を呼ばれたことがあります。 救急車や救急医療は限りのある資源です 市消防局警防課主査 みなみざきこうしろう  現在、宮崎市、綾町、国富町の1市2町のエリアを9台の救急車によって救急業務を行っています。救急車は大切な医療資源です。一人一人が意識して、大切に活用していただきたいですね。 CLIP2 乳幼児の医療費の自己負担額を無料化しています  市では、小学校入学前の乳幼児が安心して病院を受診できるよう、県と協力して医療費の自己負担額を無料化しています。  病気を治すには、適正な時期に適正な治療を受けさせること(適正受診)が大切です。 ◎信頼できるかかりつけ医をもちましょう  かかりつけ医をもち継続的に受診することで、体質や病歴を把握してもらい、適正な治療やアドバイスが得られます。 ◎診療時間外の安易な受診は控えましょう  急病人の治療に支障を来たしたり、医師の負担になったりと迷惑が掛かる上、割り増し料金で医療費が高くなります。 ◎休日や夜間に急病になった時、病院に行った方が良いか判断に迷ったら、小児救急医療電話で相談しましょう 電話番号:#8000(ダイヤル回線は電話35-8855) 相談時間:午後7時から午後11時まで ◎ホームページを活用しましょう 小児科学会「こどもの救急」 http://kodomo-qq.jp/ 宮崎市郡東諸県郡歯科医師会「こどもの歯ドットコム」 http://www.m-sikaisikai.or.jp/kids_d/