市広報みやざき 平成26年11月号 853号 全世代をつなぐ情報紙 宮崎市制90周年 [特集1] これからの自治会の話をしよう [特集2] いつでも・どこでも・誰でも学べる出前講座 人生が楽しくなる「夢創り人」って? [特集3] ママとパパをまもるためにできること CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 宮崎市制90周年記念 みやざきタイムマシン 住吉村営じんしゃ軌道 大正時代  大阪の住吉大社、福岡のしかのうみ神社とともに、住吉三社と呼ばれている住吉神社。実は、大正3年から昭和4年までは、参拝者を運ぶためのトロッコが運行されていました。  トロッコは住吉村営じんしゃ軌道という名称で、じろがびゅう駅(今の日向住吉駅)から住吉神社までの約2㎞を結んでいました。じんしゃは向かい合わせの4人乗りで、村の青年会員が2人がかりで押して動かしたとのこと。開通後、住吉浜で観月会が催されたり、第一次世界大戦での戦利品を展示する「飛行機館」が住吉村に設置されたこともあって、トロッコは多くの人が利用しました。  おかげで、住吉神社の近くでは料亭も営まれていたほど、界隈はにぎわいを見せていたそうです。現在ののどかな雰囲気とは違った魅力があったのです。 写真はかつての島之内せんじょう地区(日向住吉駅南東側)辺り[写真提供 宮田節男さん] 現在の島之内千丈地区辺り ※監修:かいりょうすけ氏