みやざき再発見 杜とともに百有余年。 宝を守るそのさまもまた宝。 宮崎神宮ちょうこかん(宮崎市)  宮崎神宮の宝物や書物を陳列・保存するため、明治42年に建築された木造2階建ての建物です。外壁全体を覆う「なまこ壁」が、独特の光景を生んでいます。 ◆宮崎神宮駅から徒歩約15分 動画はココから ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 MiyazakiHumanInterview キラリ!宮崎人7回 大好きな宮崎を、もっともっと良くしていくこと。 東北と関わる中で見つけた、私の思いです。 宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ!宮崎人」。 今回は、東日本大震災の被災地で復興支援を行っているボランティア組織の宮崎支部リーダー、田口あかりさんです。 プロフィール 宮崎公立大学人文学部4年 たぐちあかりさん 全国の大学生が東北3県で行っている被災者支援プロジェクト「きっかけバス47」(内閣府の被災者支援活動に認定)の宮崎支部リーダー。今年3月、県内の学生40人で東北を訪れ、ボランティア活動を行った。 慣れない役割に悩みながらもリーダーとして活動をけん引  「ただテレビを見つめて、あぜんとしていました」。東日本大震災が発生した2011年3月11日、田口さんはその惨状に大きな衝撃を受けました。居ても立ってもいられなくなった田口さんは、同年7月に被災地のボランティアに参加。昨年春には、留学先のカナダで復興支援イベントの運営にも携わりました。  そんな中で出会ったのが、全国から被災地に大学生を送るプロジェクト「きっかけバス47」。昨年12月の時点ではまだ宮崎に組織がなく、友人の後押しでプロジェクトを立ち上げた田口さんでしたが、「人前で話したり、みんなをまとめたりするのが苦手な性格なので、不安は尽きませんでした…」と苦笑い。胸に熱い思いを秘めながらも、なかなか伝えられないジレンマを抱えていたことを明かします。  「みんなの意見を引き出してまとめることに懸命になりすぎて、気が付いたらいっぱいいっぱいになってしまって…。周りの協力を得ることの大切さを学びましたね」  「きっかけバス47」宮崎県支部は、3か月間で40人の参加者を集め、今年3月に東北へ。被災地ではボランティア活動や地元の皆さんとの交流を通じ、人の温かさに触れたそうです。  「東北では、人と人との絆がいかに大切かを痛感しました。関われば関わるほど、東北のことを大好きになっていく自分がいました」 東北で奮闘する人々に感銘大好きな宮崎の力になりたい  現在、田口さんは大学4年生。卒業後は市内のIT関係の会社に就職予定です。  「以前から地元で働きたいとは思っていましたが、東北の皆さんが地元のために奮闘する姿を見て、私も宮崎のことをあらためて大好きだと感じるようになりました。だから宮崎のことをもっと魅力のあるまちにしたいし、もっと若者が活躍できるまちにしたい。例えば、宮崎の学生と社会人がもっと関わりを深められるような機会を作っていけたらいいなと考えています」  「きっかけバス47」に参加したメンバーは、大半がボランティア初挑戦。バスで被災地を巡る中でみるみる顔つきが変わっていったそうです。  「災害の恐ろしさを目の当たりにし、私も含めてみんな意識が変わりました。震災から3年半が経ち、風化との戦いも始まっています。これからも東北と関わりながら、宮崎にその様子を伝え、防災活動にも取り組んでいきたいです」 田口さんが参加する「きっかけバス」の詳細はこちら ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 みやざき旬食レシピ 7回 ズッキーニ  ズッキーニは外見はキュウリに似ているものの、和名は「つるなしかぼちゃ」という、ウリ科カボチャ属の野菜です。完熟して食べる西洋・日本かぼちゃと違って、ズッキーニは完全に熟さない幼果を食用とします。生産量は、宮崎県が全国1位。市場にはあまり出回りませんが、黄色の花も食べることができます。栄養面ではカリウム、カロテン、ビタミンを多く含み、高血圧予防や免疫力アップ、むくみ解消などが期待できます。ヘタの切り口が新鮮で傷んでいないもの、太さが均一なもの、表面にツヤがあり、傷が少ないものを選ぶとよいでしょう。傷みやすいので早めに使い切ることをおすすめしますが、すぐに食べきれない場合は、ラップや新聞紙に包んで冷蔵庫で保存してください。  ズッキーニは、イタリア料理に利用されるイメージがありますが、クセのない淡白な味は天ぷらや味噌汁など和食にもよく合います。普段の食卓にもアレンジして取り入れたいですね。 オーブンでじっくり焼くことでおいしさを引き出しました! ズッキーニと鮭のオーブン焼き 大ぶりに切った鮭をのせてご馳走感アップ。アツアツのうちにどうぞ! 材料(2人分) ズッキーニ 1本(150g) 鮭切り身(無塩) 2切れ ゆで卵 1個 マヨネーズ 大さじ2杯 塩・こしょう 少々 パン粉 適量 ローズマリー(お好みで) 適量 作り方 ①オーブンを180度に加熱する。ズッキーニを縦半分に切り、かるく溝ができるくらいにスプーンでくり抜く。ズッキーニが安定するように底になる部分の皮をそぐ。鮭2切れはそれぞれ皮と骨を取り、三等分にして軽く塩(分量外)を振る。 ②ゆで卵は細かく刻む。ズッキーニの皮とくり抜いた中身をみじん切りにし、キッチンペーパーで軽く絞る。マヨネーズ、塩・こしょうと混ぜ合わせ、くり抜いたズッキーニに乗せる。鮭を乗せ、パン粉を振り掛けて180度のオーブンで30分ほど焼く。(お好みでローズマリーを焼き上がる10分前位に乗せる)  ※焼き時間はご家庭のオーブンに合わせて加減してください。 ●レシピ監修 レシピユニット「みやちゃぶ」 「みやちゃぶ」は“食”に興味旺盛な4人で運営しています。特産物や旬の食材を使ったお手軽レシピをお届けします。 メンバー 青木直美、飯田みどり、伊藤佳代、佐藤薫 ※宮崎市地域雇用創造協議会主催フードビジネス・コーディネーター養成講座の平成25年度養成科卒業生で構成しています。 その他のレシピも公開中!! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。