=========================899text1213========================= 第2室 下きたかた古墳群 宮崎市下きたかた 地下式横穴第5号 出土品一括 平和台公園周辺に点在する古墳群で、いきめ古墳群の勢力が衰えた後に造られるようになりました。下きたかた地下式横穴第5号からの出土品が日本遺産の構成文化財に認定されています。 きんせいすいしょくつきみみかざり 時を経ても色あせない美しい輝きを放つ金の耳飾り。「きざみめ」と呼ばれる周囲のギザギザなど、細かなデザインが見られます。 文化財課調査員 ユウキ君から一言  今でも使えるデザインだ。  高い技術が分かる逸品だね。 発見は突然に… 1975年 昭和50年、造成中に突然地面が陥没。現れたのは奥行き約5.5メートル、高さ約1.7メートルの巨大な地下式横穴墓。1500年間秘められてきた歴史が発見された瞬間でした。 中には何が!? 出土したのは装飾品や青銅鏡、鉄製のかっちゅう・刀剣などの武具・武器、馬具や農工具などで、古墳時代中期の首長が持つほとんどの品が出土したといっても過言ではない質と量でした。 これは誰のもの?? 出土した金製の耳飾りは朝鮮半島からの輸入品です。鉄製の武具は、被葬者がヤマト王権との密接な関係があった有力者だったことを物語っています。 下きたかた古墳群ってどんなとこ? 下きたかた地区に点在する古墳の構造や歴史を学びます 11月10日(土曜) 1回目10時の部、2回目午後1時の部(各部2 時間) ※受付・駐車場は帝釈寺東側駐車場 定員 各30人(小学生以下は保護者同伴) 申し込み 11月2日までに電話で文化財課へ。多い時は抽選となります。 文化財課調査員 ユウキ君から一言  民家の間に古墳があるから歩いてみよう! 第3室 蓮ケ池横穴群 横穴とは山の斜面に横から穴を掘って遺体を埋葬するお墓のこと。蓮ケ池横穴群は、6世紀後半から7世紀に造られた列島最南端の大規模な横穴群で、複数の珍しい壁画が見つかっています。 線刻壁画に見る7世紀の人々の死への思い 7世紀前半に造られた53号横穴の線刻壁画は、亡き人をしのぶ身近な人々の思いが込められています。死者の魂が船に乗り、鳥に先導されて他界へと旅立つ様子を見送る人々。当時の人が死をどのように考えていたかを表現した壁画です。 文化財課調査員 ユウキ君から一言  造った人々の思いが伝わるね。 蓮ケ池横穴群見学ツアー 1400年前の人々が描いた壁画を巡る旅 10月13日(土曜) 1回目午後1時30分の部、2回目午後3時の部(各部80分間) ※受付はみやざき歴史文化館玄関付近で午後0時30分から 定員 各50人(小学4年生以下は保護者同伴) 申し込み 10月5日までに電話で文化財課へ。多い時は抽選となります。 文化財課調査員 ユウキ君から一言  新たに見つかった線刻壁画も案内するよ! 問い合わせ先 文化財課 電話47-8012 ファクス番号47-8202    宮崎市いきめの杜ゆうこかん 電話47-8001 ファクス番号47-8202