=======================906text10======================= 平成31年度 当初予算を見る みらい君から一言  大切なので、  しっかり読もう。 平成31年度当初予算 予算額 1,604億8,000万円 平成31年度当初予算編成は、少子高齢化などの影響で、医療・介護などの社会保障費が前年度比で増加し、総合計画に掲げる重点的な事業への予算配分が厳しい状況でした。しかし、必要性や緊急性を踏まえ、予算を編成しました。 歳入は次の通りです。 自主財源は41.4パーセントで、内訳は 市税33.8パーセント 諸収入1.8パーセント 使用料および手数料1.2パーセント その他4.6パーセント です。 依存財源は58.6パーセントで、内訳は 地方交付税13.9パーセント 国庫支出金20.8パーセント 県支出金8.2パーセント 地方譲与税0.8パーセント 交付金6.7パーセント 市債8.2パーセント です。 歳入を家計に例えると 自主財源の中で市税は給料です。また、使用料や手数料は、家族のパート収入に例えられます。一方、依存財源のうち地方交付税や国庫支出金、県支出金は親からの援助、市債は奨学金やローンの借り入れだと考えられます。 自主財源 イコール 給料など 依存財源 イコール 親からの援助、奨学金など 歳出は次の通りです。 義務的経費は59.3パーセントで、内訳は 人件費12.4パーセント 扶助費35.5パーセント 公債費11.4パーセント です。 投資的経費は8.5パーセントで、内訳は 普通建設事業費8.2パーセント 災害その他0.3パーセント です。 その他は32.2パーセントで、内訳は 繰出金9.1パーセント 積立金0.5パーセント 補助費など6.5パーセント 物件費その他16.1パーセント です。 歳出を家計に例えると 義務的経費の人件費は、家計の中の食費、扶助費は医療費、公債費はローン返済に例えられます。投資的経費のうち、普通建設事業費は家の増改築費、物件費は光熱費や消耗品費、繰出金は子どもへの仕送り、補助費は自治会費に当たります。 義務的経費 イコール 食費、医療費、ローン返済など削ることのできないもの 投資的経費 イコール 家の増改築費など 物件費 イコール 光熱費など 市民一人当たりの平成31年度当初予算は、 39万7,978円です。 みらい君から一言  歳出の1,604億8,000万円を 市民一人当たりに換算すると、 約40万円になります。  市を運営していく上で、 市民一人に対して これだけのお金が必要とも 考えられますね。 =======================906text11======================= 歳出を 目的別に見る 歳出の目的別推移は次のようになります。 人件費は 平成31年度 199億6,100万円 平成30年度 204億4,800万円 前年比 -4億8,700万円 主な内容 市職員の給与、議員や各種委員の報酬など 扶助費は  平成31年度 568億9,600万円 平成30年度 563億1,900万円 前年比 +5億7,700万円  主な内容 児童、高齢者、障がい者等に対して行っている援助 公債費は  平成31年度 182億9,200万円 平成30年度 191億2,200万円 前年比 -8億3,000万円 主な内容 資金調達のために借り入れた市債の元利償還金など 普通建設事業費は 平成31年度 132億900万円  平成30年度 133億400万円  前年比 -9,500万円  主な内容 道路、橋、学校などの整備および用地取得の経費  災害その他は 平成31年度 4億6,200万円 平成30年度 1億9,500万円 前年比 +2億6,700万円 主な内容 台風や豪雨などの災害で被災した際の復旧費用 繰出金は  平成31年度 145億8,900万円  平成30年度 141億5,300万円  前年比 +4億3,600万円  主な内容 一般会計から他の会計に支出するための経費 積立金は  平成31年度 7億8,500万円  平成30年度 9億4,600万円  前年比 -1億6,100万円  主な内容 財政運営を計画的に行うために積み立てる経費 補助費などは  平成31年度 104億2,300万円  平成30年度 95億1,600万円  前年比 +9億700万円  主な内容 各種団体に対する助成金や負担金など 物件費その他は  平成31年度 258億6,300万円  平成30年度 252億4,300万円  前年比 +6億2,000万円  主な内容 委託料、備品購入費、賃借料などの経費 合計は 平成31年度 1,604億8,000万円  平成30年度 1,592億4,600万円  前年比 +12億3,400万円 ※平成30年度は肉付け予算も加えた数字となっており、昨年4月号掲載の数字とは一部異なります。 財政健全化の 取り組みを推進中 歳出では、少子高齢化が進んでいることによって扶助費が増加傾向にあります。しかし、未来を担う子どもや孫たち世代に大きな負担を掛けないように、市債残高圧縮に取り組んでいます。 市債残高の推移グラフ 平成22年度から平成31年度まで(普通会計ベース) 平成22年度 2,136億円 平成23年度 2,101億円 平成24年度 2,065億円 平成25年度 2,029億円 平成26年度 1,994億円 平成27年度 1,940億円 平成28年度 1,900億円 平成29年度 1,854億円 平成30年度 1,834億円見込み 平成31年度 1,792億円見込み みらい君から一言  市債は計画通り  着実に圧縮されていますね。 予算編成の ここがポイント! みらい君から一言 使うべきところには しっかりと使います。 ポイント その1 食、スポーツ、神話、花など 宮崎らしさを生かす とじき市長から一言  重視したポイントは、宮崎市の強みである「食」「スポーツ」「神話」「花」をはじめとする、宮崎らしさを生かすことです。地域と連携して知恵やノウハウを共有し、新たな価値を共に見いだす「共創」の視点に立った取り組みを推進します。そのため、分野横断的な取り組み「戦略プロジェクト」などを優先的、積極的に実施していきます。 ポイント その2 地域に愛着を持ち、 新たな価値を共に創る とじき市長から一言  平成31年度当初予算は、「第五次宮崎市総合計画」前期基本計画の2年目の予算です。「地域に愛着を持ち、新たな価値を共に創る」をまちづくりの基本姿勢とし、「市域の均衡ある発展と地域の特性を生かした協働のまちづくり」「災害に強いまちづくり」「豊かな地域社会を築く地方創生の実現」を着実に推進するための予算としました。 みらい君から一言  前年度に引き続き  医療や介護などに要する歳出増加が  見込まれている厳しい財政状況ですが、  次世代まで見据えた  「市民が主役の市民のためのまちづくり」を目指しているんです。 問い合わせ先 財政課 電話21-1723 ファクス番号21-1522