市広報みやざき 平成27年6月号 860号 全世代をつなぐ情報紙 [特集1] 災害発生! どう助ける? [特集2] 環境学習パートナーと 自然を学ぼう [特集3] 男女共同参画のススメ CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 自治会マスターへの道 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和39年6月号が電子書籍で読める! 今回の旅行先昭和39年 「腰のばし体操」って?  今月号からスタートした「みやざき時間旅行」。今回発掘するのは、昭和39年6月号に掲載された「腰のばし体操」です。「ちょっとの用事でも車の時代、それにツユにとじこめられ運動不足になりがちなこのごろ」という記事は現代にも通じます。当時の記事で職員が挑戦したように、現在の文化スポーツ課の職員に実際に挑戦してもらいました! まず窓を開けましょう。 1背伸び 手をまっすぐ上げ、一二三四で思い切り背を伸ばす(×2回)。 2肩たたき 右拳で左肩を8回たたき、左拳で右肩を8回たたく。 3肩の上げ下げ 胸を張ったまま手の力を抜いて、肩を一で上げ、二で下ろす(×8回)。 4胸の運動 足を広げ手を後ろで組み、背をなでるように手を上げて一二三四で胸をぐっと張る。 5腹の運動 手を腰にあて、一二三四で腹を思い切り出す。 6体の捻転 手と体を左から後ろへねじり右に回して八呼間で前へ。次に右から。 7腰たたき 体を軽く曲げ、拳で交互に腰をたたく。 8膝の曲げ伸ばし 手を膝に置いて、一二でかがみ三四で膝を伸ばす。最後に深呼吸をして終了。 昭和39年って?  記事を読むと、昭和39年はすでに車社会で運動不足という時代だったことに驚きます。また、当時の保健体育課が体操で気分転換しようと呼び掛けていますが、日本全体が高度経済成長期に入り、宮崎でもストレス社会に突入しているといった時代背景があったのかもしれませんね。 体操して、確かに腰が伸びた! と感じました。ぜひ皆さんも空き時間などにやってみてください。 文化スポーツ課 主事 石井智久 地名むかしむかし2015 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 1「あおしま」 当時の記事では、青島を「観光宮崎のドル箱、年間約50万人が訪れる青島」と紹介しています。 昭和35年5月号より  古くはかもつく島といった。これは島のほとりに鴨が幾千百羽も浮遊したから名付けられたもので鳥集島とも書いた。[中略]また、伊東三位入道義祐の飫肥紀行には「うす霧のたえまを見れば秋風に残る梢や青島の松」とあって青島の名もなかなか古いことが知られる。これは青々とびろうの茂る景観から名付けられたのであろう。  ところがこの島を「あわしま」と書いているものがある。そして青島神社を「あわしま明神」と書いている。[中略]文政七年の春、一大震動とともに島の上天に瑞雲がたなびき、その上に神女の像が現れ、朝日に照り映えてその美しさはたとえようもなくやがて海中に降られたという。それからこの島に古くから祀られていた神社(ヒコホホデミノミコト、トヨタマヒメ、シオツチノオジを祭る)にあわしま様の信仰が附随したのであろう。青島とあわしまとの発音の類似も手伝ったかもしれない。