市広報みやざき 平成27年7月号 861号 全世代をつなぐ情報紙 特集1  戦後70年企画 あの夏を忘れない [特集2] さぁ始めよう! スポーツライフ [特集3] 成年後見制度の役割って? CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 自治会マスターへの道 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和42年7月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和42年 「鶴島水泳場」って?  今月発掘するのは、昭和42年7月号に掲載された「鶴島水泳場」です。飛び込み台から勢いよく飛び込む子どもたちの写真が大きく載っています。かつて大淀川に設置されていた「鶴島水泳場」を知らない皆さんのために、今回は泳いだ経験のある市職員に、当時を振り返ってもらいました。  私が通っていた大淀小学校にプールはありましたが、夏休みの間、プールが開いていない日に、近所の友だちと一緒に鶴島水泳場に行ったことがあります。飛び込み台は小学校の高学年が占拠し、低学年の子どもはなかなか登ることができなかったと記憶しています。水位が上がらないと飛び込みができないので、満潮になるのを待っていました。満潮時には、川の水がほんのりしょっぱかったことを覚えています。プールでは味わえない感覚でした。 大淀川に設置されていた鶴島水泳場。後方には宮崎市役所本庁舎が見えます。 川ではダクマエビ(テナガエビ)を獲って遊んだりもしましたよ 会計管理者 小泉えいいち 地名むかしむかし2015年2月「うりゅうの」 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 昭和35年6月号より  うりゅうのという地名もむつかしい名の一つである。しかしこの名はずいぶん古いもので鎌倉時代の建久八年(1197)日向国図田帳にうりゅうの別府百町とあって宇佐神宮領地であったことが明らかである。[中略]南北朝にはうりゅうの八郎左エ門なる者があり、南朝に属し延元元年(1336)あとえのまんどころにたてこもったが、土持、伊東の北朝方に攻め落とされた。このうりゅうの氏はうりゅうのに住んでこれを姓としたもののことは明らかである。  このようにうりゅうのは古くから開発されたところであり、ここに多くの古墳や史跡があることは当然であるが、そのウリューノとはどこから来た名であろうか。北海道にウリュー(雨竜)川や雨竜という町があるからアイヌ語ではなかろうかという人もあるが、偶然の一致かもしれない。 うりゅうの八幡神社の樹齢八百年といわれるくす。