市広報みやざき 平成27年9月号 863号 全世代をつなぐ情報紙 [特集1] こんなに見つけたヒット商品! みやざき特産品探検隊 [特集2] 印鑑登録の仕組みが変わります CatchyourDream! みやざき再発見  キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ  市長コラム『ねこのひげ日記』 自治会マスターへの道 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和51年9月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和51年 「木花相撲踊り」って?  今月発掘するのは、昭和51年9月号の「木花相撲踊り」です。明治初期、木花地区に定住した力士が地域の女性に伝えたとされており、現在も踊り継がれています。  記事では、女性の平均年齢が73.6歳、最年長(86歳)の長友さんが、「後継者不足」を心配しています。ちょうどその頃、唄い手として懇願されて活動を始めた、釘元さんに話を聞きました。  長友さんに誘われて以来、唄い手として活動を続けて約40年になります。一番長く活動しているので、今では総括指導もしています。衣装のやりくりなど苦労はありますが、誇りを持って活動を続けた結果が実り、平成3年には、市の指定無形民俗文化財第1号になりました。約20年前からは、木花小学校などで、相撲踊りを教えています。運動会で子どもたちが踊るのもうれしいですね。 「ドスコイ、ドスコイ」「そろた、そろいました」など元気の良い相撲甚句や、三味線と太鼓のはやしに合わせて踊ります あと20年は現役でがんばりたいです! くぎもとあつこさん(68歳) 地名むかしむかし2015 第4回 「にいなづめ」 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 昭和35年8月号より  新名爪(にいなづめ)は宮崎市の北の咽喉をなすところである。ここから道は二つにわかれ東に道をとれば広瀬をへて延岡に行く日向の大街道であり、西の道はさどわらを経て妻に至る街道である。反対に左右の両街道はここで合して宮崎に入るのである。南に蓮ケ池の丘陵地帯が道を遮り、これを負うて北と東に水田地帯がひろがっている。ここが古くから開けた土地であることは兵地におびただしく残っている横穴古墳がこれを物語っている。[中略]  近世にはさどわら島津氏の領地となったが、由緒の古い土地だけに古い時代の遺物が多い。新名爪という地名の爪はあて字で詰であろうが、新名は新しい開墾地という意味で、その行き詰まりということではないかと思われる。 天正四年(1576)に建てられた供養碑。