MiyazakiHumanInterview キラリ!宮崎人スペシャル 重圧の中でも自分の試合ができる。そんな選手を目指したいです。 宮崎人宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ!宮崎人」。今回は、特別バージョンとして宮崎市栄誉賞・スポーツ特別賞を受賞した、たけのうちゆうやさんさんの登場です。 プロフィール 筑波大学4年 たけのうちゆうやさん 宮崎市高岡町出身。全国スポーツ少年団剣道交流大会個人優勝(平成20年)、全日本学生剣道優勝大会団体優勝(平成25年)など、数々のタイトルを獲得。平成26年の全日本剣道選手権大会では史上最年少優勝を果たし、全国に大きく報道された。 日本代表として剣を交えるたけのうちさん(平成27年5月世界剣道選手権大会) 賞の名に恥じないように上を目指していきたい  7月13日、竹ノ内さんは進学先の茨城県から帰省して、宮崎市栄誉賞・スポーツ特別賞の贈呈式に臨みました。「たまに帰省した時に両親が話す宮崎弁を聞くと、懐かしさが込み上げてきます」と、たけのうちさんははにかんだ表情を見せます。  同賞の受賞は、プロゴルファーの大山志保さん、鵬翔高校サッカー部などに続いて7例目。平成26年全日本剣道選手権大会で成し遂げた史上最年少優勝や、日本代表の一員として出場し、決勝の韓国戦で貴重な1勝をあげて優勝に貢献した世界剣道選手権大会の団体戦など、数々の活躍が受賞へとつながりました。たけのうちさんは「とても光栄です。賞に恥じないよう、自分を常に律しながら上を目指していきたいです」と静かに闘志を燃やします。 幼少からの父の教えは最後まで諦めないこと  たけのうちさんが剣道を始めたのは、3歳の時。地元・高岡町の高岡練士館道場で、お父さんに師事しました。才能はやがて開花し、12歳で全日本選抜少年剣道個人練成大会(小学生の部)準優勝。さらに中学では全国大会を制覇。高校は福岡の強豪校に進学し、高校剣道界の三大大会の一つである玉竜旗を連覇するなど、その名は全国に広く知れ渡るようになりました。  たけのうちさんのお父さんは、剣道7段の腕前。稽古は決してやさしいものではなかったそうですが、最後まで諦めないことの大切さを教えてもらったそうです。「終了の笛が鳴るまで、どんな状況でも諦めずに攻め続ける。そうして初めて、自分よりも強い人に勝つことができると感じています」と話すたけのうちさん。全日本剣道選手権大会の決勝では、社会人選手を相手に粘り抜いた末、終盤に一本を奪取。さらに一本の面を追加し二本勝ち。実際に諦めない姿勢で勝利を手にしました。  たけのうちさんは、全日本剣道選手権大会2連覇や、3年後の世界剣道選手権大会への連続出場など、さらに上を目指して稽古に励んでいます。  「多い時は1日に7試合もあり、剣道は体力勝負。今回のように帰省した際はしっかり休んで、試合に備えたい」と話す竹ノ内さん。学生最後となる今年について、「挑戦者の精神で、有終の美を飾れるように鍛錬を続けたい」とのこと。今後については、「プレッシャーは感じますが、その中で自分の試合がしっかりできる人が一番強い。そうなれるよう、精進あるのみです」と、穏やかな表情ながらも力強く話してくれました。 みやざき旬食レシピ 第16回 里芋 《里芋とは》  柔らかく、ねっとりとした食感が特徴。代表的な品種はきめが細かく、粘りがある「いしかわわせ」で、親芋のまわりにできる小芋を食べます。また、親芋だけを食べるもの、両方を食べるものもあり、種類は豊富です。親芋に小芋、孫芋と増えることから、子孫繁栄の縁起物と言われています。 《栄養》  皮をむくと出てくるぬめりは、ムチンやガラクタンという水溶性食物繊維で、胃の粘膜を保護し胃腸を調え、免疫力を高める作用があります。高血圧を予防するカリウムも豊富です。 《選び方・食べ方》 乾燥に弱いので、少し湿り気のある泥付きのものが日持ちがよく、風味が長持ちします。ふっくらと丸みがあり、重量感があるものがおすすめです。泥付きのものは新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で保存します。洗ってあるものは早めに使い切りましょう。  皮をむく際に水気を拭き取り、手に塩をつけるとむきやすくなります。また、皮付きのまま丸ごと蒸す、または茹でると皮をむく際に手がかゆくならず、するりとむけるので便利です。 里芋とスモークサーモンのフラン ホクホクの里芋がとろりとした卵に包まれた優しい味。 簡単に出来る洋風茶碗蒸し♪ 材料(2人分) 里芋 300g ☆卵 2個 ☆牛乳 100ml ☆生クリーム 100ml ☆塩、こしょう 少量 ☆パルメザンチーズ 大さじ2杯 スモークサーモン 60g バターまたはオリーブ油 適宜 作り方 ①里芋はよく洗い、中央に一周浅い切りこみを入れる。鍋に里芋と、里芋がかぶるくらいの水を入れ中火にかける。竹串がすっと通るまで茹で、粗熱が取れたら皮をむき、1㎝幅の輪切りにする。 ②ボウルに☆印の材料を加え、泡立てないように混ぜ合わせる。 ③耐熱皿に薄くバターまたはオリーブ油を塗り、里芋と食べやすい大きさに切ったスモークサーモンをバランスよく並べる。②を流し入れ、180度に予熱したオーブンで25分から30分程焼く(オーブンの代わりに蒸し器でも調理できます)。 ●レシピ監修 レシピユニット「みやちゃぶ」 「みやちゃぶ」は“食”に興味旺盛な4人で運営しています。特産物や旬の食材を使ったお手軽レシピをお届けします。 メンバー 青木直美、飯田みどり、伊藤佳代、佐藤薫 ※宮崎市地域雇用創造協議会主催フードビジネス・コーディネーター養成講座の平成25年度養成科卒業生で構成しています。 里芋の甘辛揚げ その他のレシピはこちら  ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。