ーーー201510text01-02ーーーーーー 市広報みやざき 平成27年10月号 864号 全世代をつなぐ情報紙 [特集1] ワンコインパスでどこまで行ける!?路線バス1日弾丸ツアー!! [特集2] みやざき文化財マンスの歩き方 [特集3] 糖尿病のウソ?ホント? CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 自治会マスターへの道 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和31年10月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和31年 「動く公民館“みどり号”」って?  今月発掘するのは、昭和31年10月号の「動く公民館“みどり号”」です。当時、公民館の数や設備が十分でなかったことから動く公民館の運営がスタート。バスの中で図書の貸し出しや料理講習、夜には映画館として上映会が行われていました。少しずつ形を変えながら、現在は移動図書館車として宮崎市内を走る“みどり号”。今回はみどり号に乗車して各地を巡回している、宮崎市立図書館の竹井智美さんに話を聞きました。  みどり号は、現在市内34か所の福祉施設を中心に図書の貸し出しを行っており、子ども向けの絵本から年配の人も読みやすい大活字の本まで約2500冊をそろえています。各施設を月に一度、訪問するのですが、楽しみに待っていてくださる人も多くうれしいですね。また、図書館までなかなか行けないという人のために、ブックライナー(配本サービス)も行っています。インターネットや近くの公民館で予約を行えば、図書館から指定した公民館へ本が届くシステムとなっていますので、ぜひ活用してください。 本を手に取ってゆっくり選べます みどり号による巡回貸し出しは登録制です。詳しくは、市立図書館(電話52-7100)まで。 司書:竹井智美さん 地名むかしむかし2015 第5回 「たちばな」 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 昭和35年9月号より  宮崎市にくると橘橋から橘通りをはじめ、デパートにもタクシーにも、その他あらゆるものに橘の名がついている。これは今さらいうまでもなく古代の『筑紫の日向の橘の小戸のアワキガ原』の名に由来するものである。このアワキガ原(阿波岐原)はイザナギノミコトがミソギハライを行なわれしかもここでアマテラス大神、スサノオノミコト、ツキヨミノミコトの三貴神が生れられたというので有名である。[中略]  さて、この橘という植物はかんきつの一種で、皇居のししんでんの階下の西側にあるうこんのたちばなが有名である。この樹は垂仁天皇のみ代にたぢまもりに命じてとこよのくにから採って来らせられたもので、それで田道間花がタチバナにつまったものといわれている。 当時の橘地区