市広報みやざき 平成27年11月号 865号 全世代をつなぐ情報紙 [特集1] 野菜を食べよう 目標は1人1日350グラム! [特集2] 学校支援ボランティアって? [特集3] 健常者と障がい者がともに支え合うために CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 自治会マスターへの道 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和42年11月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和42年 すごい電話の数!  今月発掘するのは、昭和42年11月号の「あなたのS・O・Sを待つずらり並んだ電話ですが…」です。写真に写っているのは、消防署の指令室に並んだ14個もの電話。当時はここにかかってくる緊急通報に対応するだけでなく、電話の録音や署員への指令などもたった1人で行っていたそうです。  私が入庁した昭和50年の数年前まで、望楼(市役所本庁舎屋上に設置されていた遠くを見るための高い塔)に登って警戒にあたる勤務があり、火災通報より先に、望楼から火災を発見することもあったようです。  昭和63年ごろまでは高度な機器類はなく、119番通報を受信すると、災害現場を特定するためにまず地図を開き、状況を聞きながら速やかに位置を特定することに集中していました。現在は、発信者の位置が自動でパソコン画面に表示されるシステムのおかげで、迅速に位置が特定できます。また、救急車などへの出動命令や関係機関への連絡も瞬時に行えます。 現在は指令台5台を駆使。迅速かつ的確に対応しています 消防局指令課 係員(再任用) 山元政晴 地名むかしむかし2015 第6回 「おおよど」 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 昭和35年10月号より  おおよど(大淀)というのはいうまでもなく宮崎市のうち大淀川の南岸の地域を指すことばである。けれども古い文書にはあまり見えない。大淀の地名がおこったのは明治になってからのようである。(中略)明治二十二年の町村制の実施にあたってこの六町村(中村町・太田村・福島町・大塚村・古城村・源藤村)を合併して一つの村になした。それは大淀川をはさんで宮崎町と対立する一大自治区をつくるという理想によるものであった。そしてこのときはじめてこれを大淀村と呼んだのである。  ところが大淀川は(中略)古い時代にはおどのわたしといった。(中略)この古い世の橘のおどのわたしといった『おどのわたし』から『おどの川』になり、さらに大淀川になったものと思われる。 写真は当時の中村1丁目