市広報みやざき 平成27年12月号 866号 全世代をつなぐ情報紙 特集1 しあわせ人生計画 ~介護サービスの現場から~ [特集2] 自転車でGO! NEW 松山市×宮崎市コラボ企画 一号入魂! CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 自治会マスターへの道 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和38年12月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和38年 大公開!市庁舎の歴史  今月発掘するのは、昭和38年12月号の「新市庁舎の完成新庁舎への移転は8日から」です。表紙に写っているのは、現在の本庁舎が完成した当時の写真。なお、この号は完成を記念して、記事の大半が新庁舎に関する内容。真新しい庁舎を写真で紹介するコーナーもありました。 思い出の市庁舎一覧ここでは歴代の3つの庁舎を紹介します。 初代庁舎 供用開始…大正13年4月1日 場所…宮田町(現在のみやざき物産館KONNE) 宮崎町、大淀町、大宮村の2町1村が合併して市制施行。旧宮崎町役場を使用した。 2代目庁舎 供用開始…昭和8年3月22日 場所…橘通東1丁目(現在の県庁前交差点付近) 第二次世界大戦の空襲は免れたが、昭和22年12月の火災により、ほとんどが焼失。 3代目庁舎 供用開始…昭和24年2月14日 場所…広島1丁目(現在の別府街区公園) 戦後のインフレの厳しい情勢の中、新設され、市民に復興への意欲をもたらしたといわれている。 今の市庁舎が出来た時、私は20代で教育委員会に所属していました。当時は住民票や戸籍などの台帳が全て手書きだったので、新庁舎の引っ越し前日は夕方まで窓口業務に従事した後、翌朝の始業に間に合うよう徹夜で荷物を新庁舎に運び込んだことを覚えています。3代目市庁舎は木造2階建てだったため、当時まだ珍しかった鉄筋コンクリート5階建ての真新しい建物には感激しましたし、大淀川の眺めにも感動しました。宿直室や消防本部、消防の望楼など、かつてあった設備のことも懐かしく思い出されます。 日髙まさはるさん (81歳) 地名むかしむかし2015 第7回 「くらおか」 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 昭和35年11月号より 写真は当時のくらおか  くらおかはもと東諸県郡に属していたが、宮崎市に合併したものであることは周知のとおりである。(中略)もともとこの地方はむかさいんの一部であったと言われている。院というのは奈良、平安時代に人民が租税として納める稲を収納する範囲をいったもので古くは郡に一院あったが、収納のための便利や火災の防止などのためにさとにも院が置かれることになった。むかさいんもこのようなものであった。だから院には税として納められる稲を保管するためのくらがあった。(中略)くらおかという地名はこのような院のくらのある岡ということから起ったものであろうと思われる。糸原あたりは川にかこまれて岡があり、院のくらを置くにはもっとも適当な土地のようである。