===================920text07=================== 特集2 移転&リニューアルオープンしました 悩みを聞きます 宮崎市自立相談支援センター「これから」です 「働きたくても働けない」「仕事が見つからない」「住むところがない」「生活に困っている」などいろいろな困り事、悩み事がある人はいませんか?宮崎市自立相談支援センター「これから」(以下、自立相談支援センター)ではじっくりとお話を聞き、どうしたらよいか一緒になって考えます。実際にどんなサポートをしていくのか、ご紹介します。 市役所向かいの「グリーンリッチホテル宮崎」2階に移転 宮崎市自立相談支援センター「これから」 開所時間 9時から17時 定休日 土曜、日曜、祝日、年末年始 住所 宮崎市橘通東1丁目5-8 206号 電話 0985-42-9239 ファックス番号 0985-29-6733 メールアドレス 10jiritsu@city.miyazaki.miyazaki.jp まずは相談  自立相談支援センターには支援員が常駐し、仕事や生活、家計のことなどの相談をお受けします。ご家族からの相談もOKです。相談者の意思を尊重しながら、サポートしていきます。そして、どんな支援が必要か「支援プラン」を作成し、一緒に解決方法を考えます。相談は無料で、秘密も守ります。事前の予約があればスムーズにお話を聞くことができます。相談者の状況や性格、興味に合った仕事を探すだけでなく、仕事に就く準備のサポートも行います。相談者の職歴や生活スタイル、心身の状態などから、どのような求職活動をするか考えます。  生活が不規則になってしまっている人は、働く前の準備からスタートします。まず生活リズムを整え、コミュニケーションを取る練習をし、自己分析や体力づくりから始めます。  就労条件も週2日、2から3時間からなど、無理なく続けられる方法を探ります。「働く」ことのスキルを身につけましょう。その後の状況に合わせて、条件や意欲によって一般雇用にまで進むケースもあります。 家計の見直し  家計状況の「見える化」のために、相談者と一緒に家計簿やキャッシュフロー表などを作り、よりよいお金の使い方を探ります。仕事に就き収入を得ても、家計管理ができず、再度生活に困るようなことのないよう、サポートします。 その他の支援  住まいや年金、ひきこもりに関する悩みへの解決法を探ります。また、中高生への学習支援なども行っています。 「断らない支援」がモットーです 家計の「見える化」のため、一緒に記入していきます ===================920text0809=================== ひきこもり経験者、Aさん(20代)の場合 5年間の引きこもりを経て、再度スランプに陥るも就職 支援員Cさんのひとこと 炎天下に初めてスコップを手にして、公園で生コン練りの就労訓練をしましたね。Aさんが汗をかき、筋肉痛になり「つらい」と言いながらも、笑顔を見せていたことを覚えています。建築の仕事に興味を持ち、CADの資格を取得しました。私はAさんが施工した公園に行くたびに、あなたの汗を思い出しています。 多重債務のあったBさん(50代)の場合 ギャンブル依存症を克服し、就労継続中 支援員Dさんのひとこと 最初は自信をなくしていたBさん。仕事を見つけ、病院での治療や依存症の当事者会への参加など、一歩一歩着実に生活の立て直しに向けて歩み続ける姿を見て、私自身、人生はやり直せるんだ、人は変われるんだと勇気をもらいました。これからもBさんの夢が実現できるよう応援していきます。 自立相談支援センターの相談支援員 まえだ きょうこ さんに聞きました! 相談内容でいちばん多いものは何ですか?  「収入・生活費」についてです。「病気をきっかけに仕事をやめたので収入がない」「借金を繰り返している」「携帯電話料金が高額で生活費が足りない」など、毎日の生活費に困っている方からの相談が多いです。次に「仕事」。長い間仕事に就いておらず、就職できるのか自信がない方でも職場体験をはじめ、さまざまな就労訓練を受けていただけます。最近は「年齢が高くなかなか就職先が見つからない」「年金だけでは暮らせないので仕事がしたい」などの相談も多くあります。その他、「住まい」「家賃・ローン」「病気・障がい」といった内容が続きます。幅広い年代の方のご相談を受けています。 リニューアルオープンし、変わったことはありますか?  相談、支援を行う「自立相談支援センター」と働く準備を行う委託事業の「かけはし」が同じ事務所になり、より便利で包括的な切れ目のない支援が行えるようになりました。また、お金の使い方・管理の仕方について一緒に考える家計改善支援事業を新たに開始しました。 相談者がどうなることが最終的な目標だと思っていますか?  「自立」することです。「経済的自立」だけでなく、自分の健康、生活管理を行うことができるようになる「日常生活での自立」、社会的な孤立状態を解消する「社会的自立」の場合もあり、人それぞれ、状況に合わせたゴールを決めています。 最後にひとことお願いします  いま生活に困っている方は、複数の課題をお持ちの場合が多いです。それを一つずつ聞き、絡み合った糸をほぐすように解決していくのが私たちの役目です。今つらくて困っている方、将来に不安のある方等もぜひご相談ください。そして、近くに困っている方がいらっしゃったら、自立相談支援センターを案内してください。 すべての人に健康と福祉を 「断らない支援」で心身の健康と自立を目指す 人に助けを求めること…。これは決して恥ずべきことではないのですが、自分に悩みがあるとき、他人に エスオーエス を発するのはなかなか難しいことかもしれません。自立相談支援センターは市民の皆さんが一人でも多く健やかに、生きていくことを応援する施設です。まさに「すべての人に健康と福祉を」の気持ちで活動しています。だから、勇気をもってセンターのドアをたたいてみてください。複雑に絡み合っている問題を解きほぐし、自立までの道を一緒に歩いていきます。 農家での就労訓練の様子。自立相談支援センターでは職場体験や就労訓練の場も募集中とのこと。いろいろな形で支援し、「すべての人に健康と福祉を」のゴール達成を目指しています。 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals = エスディージーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。今月は、P4から6で「一人ひとりのエスディージーズ」と題し、エスディージーズの特集をしています。ぜひ、ご覧ください。 宮崎市は持続可能な開発目標(エスディージーズ)を支援しています 問い合わせ先 社会福祉第一課 電話21-1775 ファックス番号31-9663