===================921text0405=================== 特集1 災害の多い季節に確認! 1 風水害の備えを… もしもの前に 風水害対策の基本は「情報収集」  これからの季節に発生が懸念される台風、集中豪雨などの風水害。温暖化の影響もあり、近年災害が長期化、巨大化するケースもあるため、より一層の備えが必要です。  風水害に関しては、毎年同じような時期に起こることも多く、過去の教訓から学ぶべきことも多数あります。また、気象の状況は刻々と変わることから、最新の情報を把握しておくことも重要です。過去と現在の正しい情報を知ることを忘れずに、災害に備えましょう。 ①過去の大雨、洪水がどこで起こったかを知っておく ②洪水ハザードマップで自宅、勤務地周辺の危険な場所や避難所を確認 ③台風などが近づいているときはテレビ、ラジオなどで最新の気象情報を確認 平成17年の台風14号による浸水被害。 避難時に雨靴はNG 実は、風水害の避難には運動靴がベストです。雨靴だと水が入ってしまい、動きづらくなり危険です。また、浸水箇所の避難には棒などでくぼ地などがないか確認して移動しましょう。 警戒レベルの違いを確認しよう! 警戒レベル  [避難情報等]行動を促す情報  [避難行動]住民がとるべき行動 宮崎市が発令 5 災害発生情報※1  既に災害が発生している状況。命を守るための最善の行動を取る。 4 避難勧告 避難指示(緊急)※2 速やかに避難先へ避難する。指定避難所などへの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難する。 3 避難準備・高齢者等避難開始  避難に時間を要する人(高齢者、障がいのある方、乳幼児等)とその支援者は避難する。それ以外の方は、避難の準備を整える。 気象庁が発表 2 洪水注意報大雨注意報等  避難に備え、自らの避難行動を確認する。 ●ハザードマップの再確認 ●避難場所、避難ルートの再確認 1 早期注意情報  災害への心構えを高める。 ※地震や津波災害では警戒レベルは用いず、避難情報のみ発令します。 ※1 災害が実際に発生していることを把握した場合に、可能な範囲で発令 ※2 地域の状況に応じて緊急的又は重ねて避難を促す場合に発令 立ち退き避難 (水平避難) 自宅などから市が開設した指定避難所、親戚・友人の家など、安全な場所へ移動すること。 (例)●土砂災害などで建物が倒壊する恐れのある場合 ●河川の氾濫により、平屋の床上または2階建て以上で浸水がそれを上回り、屋内安全確保では体に危険が及ぶ可能性がある場合 屋内安全確保 (垂直避難) 自宅などの建物内にとどまり、より高い場所に移動することで安全を確保すること。 (例)●夜間や急激な降雨で避難路上の危険な場所がわかりにくい場合 備蓄品 飲料水 大人1人1日3リットル 非常食 アルファ米、缶詰、レトルト食品、カップ麺など 簡易トイレ 簡易食器 皿、コップ、はし カセットコンロ(予備のカセットボンベも) トイレットペーパー、ティッシュペーパー ラップ、アルミホイル 毛布、タオルケット 大災害時には水道や電気などのライフラインや、流通機能がマヒし、生活物資の調達が難しくなることも。 最低3日分、できれば1週間分の水と食料を備蓄しておきましょう。 非常持出品 飲料水 大人1人ペットボトル500㎖を3本以上 非常食 そのまま食べられるもの 救急用品 ばんそうこう、体温計、常備薬など 大きなハンカチ マスクや止血など多用途に使える マスク ウェットティッシュ ポリ袋 バケツや雨具の代用など多用途に使える 懐中電灯 貴重品(現金、健康保険証のコピーなど) 携帯トイレ 携帯電話の充電器、バッテリー 携帯ラジオ 災害の危険が迫った際に、緊急的に持ち出すもの。日頃からリュックなどにまとめ、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。 上記はあくまでも一例です。ご自身の状況や、乳幼児、要介護者のいるご家族の場合は必要なものが違ってきます。それぞれの状況に応じて準備しましょう。 避難所での新型コロナウイルス感染症対策は?  「密閉」「密集」「密接」の3つの密を避けることが求められる感染症対策。避難所にたくさんの人が集まると感染のリスクが高まります。そのため、宮崎市ではそれぞれの避難所での受け入れ人数を減らし、その代わりに開設する避難所を増やそうと考えています。もしもに備え、以下の3点をご確認ください。 ①複数の避難所を確認 自宅周辺のいくつかの避難所をハザードマップ、宮崎市ホームページでチェックしておきましょう ②親戚、友人の家への避難も検討 避難所が密集場所になることを防ぐため、親戚、友人の家などの安全な場所も考えておきましょう ③マスク、体温計、スリッパなどを持って避難 感染症予防に必要なものを自分で用意して避難しましょう 災害時に役立つアプリ「全国避難所ガイド」はこちらから 全国避難所ガイド 宮崎市防災ハンドブックを作成しました。本庁1階玄関案内、各総合支所、地域センター、地域事務所で配布しています 危機管理部地域安全課 おおやま さおり 問い合わせ先 地域安全課 電話44‐2802 ファックス番号25-2145