===================922text0405=================== 特集 子どもは「まちの宝」地域で育てよう 未来を担う子どもたちが元気に暮らすまちは、きっとあたたかいまち。子どもを家族だけでなく「地域の子」としてまちぐるみで見守り、育てること。それがまち全体の幸せにもつながります。宮崎市の子育て支援にかかわる施設、制度を見ていきましょう! 行ってみたい!始めてみたい! 子ども食堂 2012年に東京都大田区で始まったとされる「子ども食堂」。現在は全国で3700※か所を超え、宮崎市でも21か所開設されています。子ども食堂は、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂で、公民館などで月に一回程度、温かい食事や団らんを提供しています。 「食」でつながるみんなの「居場所」 宮崎市子ども食堂コーディネーターの黒木淳子さんは、「子ども食堂は、『食』を通して、子どもから高齢者までが集まることができる新しいコミュニティの形」と話します。その取り組みは多様で、それぞれの子ども食堂が、それぞれの「思い」をもって運営しています。食事の提供にとどまらず、学習支援や、ボランティアによる絵本の読み聞かせなど、工夫を凝らしている子ども食堂もあり、地域住民の居場所づくりに一役買っています。 子どもが歩いて行ける場所に 「最近は、『地域食堂』という名前で活動する子ども食堂も増えてきました」と黒木さん。宮崎市は、全ての地域自治区に子ども食堂ができることを目指しており、最終的には子どもが歩いて行ける範囲(小学校区)に子ども食堂ができるよう、地域で子どもを育てる環境づくりを進めていきます。 ※NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」2019年調査 子ども食堂に行ってみたい!子ども食堂を始めたい!お手伝いしたい!どんなご相談もお受けします。まずは、ご連絡してください。 支え合いの地域づくりネットワーク 電話 080-4699-6788(コーディネーター直通) 子ども食堂コーディネーター くろぎ じゅんこ さん 子ども食堂MAP 令和2年4月1日現在 1 東大宮こども食堂 2 地域食堂「なごみランチ」 3 水ようごはん会 4 カフェさくらんぼ 5 プレミアム親子食堂 6 このゆびとまれふれあい(子ども)食堂 7 子どもつなぐ食堂 8 こどもリビングちっくたっく 9 大塚台こどもの日「子ども食堂」 10 子ども食堂みやこや/からんころん食堂 11 上野ふれあい食堂 12 江平レストラン 13 ひまわり食堂 14 地域食堂 うみさちやまさち 15 ふれあい食堂(佐土原) 16 ほっこり食堂(清武) 17 住吉ひなた 18 おおとりこども食堂 19 地域食堂 黒木屋 20 ふれあい食堂(田野) 21 おひさまきっちん 詳細はQRコードからご確認ください。 22地域自治区の区割り ある日の「ひまわり食堂」太田北自治会(大淀) 10時30分 ① 調理は地域の住民が協力して 農家や近くのスーパー「まつの」などから提供された食材を調理。「私たちもみんなで料理するのが楽しいんです」と笑顔のボランティアさん。 11時30分 ② 色とりどりの料理にデザートも 以前はバイキング形式でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、トレーで個々に配る方式に。安全対策もぬかりありません。 11時40分 ③ おのおので「いただきまーす!」 友だち同士や家族、高齢者の一人参加も。自分たちで好きなテーブルに座り、食事をします。ビニールで仕切りを設け、事前に検温、消毒等の対策も。 午後0時 ④ みんなで食べると楽しいね この日、初めて来たという子も。子どもたちが友だちを連れてきてくれることも多く、常連さんも増えているそうです。 今回ご紹介した「ひまわり食堂」は小学生から高校生100円、大人200円、未就学児無料で利用できます。同地区住民以外の方も利用できます。興味のある方はのぞいてみては? 和気あいあいとした雰囲気を体験してください。 支援者 ぬまぐち けんたろう さん(倉府食品) 地元の企業として地域に貢献したいと考え、冷凍野菜や冷凍惣菜などの食品を届けています。子ども食堂によって地域の方や子どもたちが楽しく過ごし、交流できるのがいいですよね。私自身はまだ子ども食堂に行ったことがないので、いつかは食事をしに行ってみたいです。今後も継続して支援していきます。 あべ あきら さん(心耕農園) キュウリを毎週提供しています。子どもたちにとって農業が近い存在になれば良いと思い、支援を始めました。将来は収穫体験や畑での子ども食堂などもできたらいいですね。ハート形や星型のキュウリで喜んでもらったので、今度はわざと大きく育てたキュウリを持っていこうかなと思っています。 運営者 やまざき ちあき さん(ひまわり食堂) 多くの方々にご支援いただいて運営しています。自治会の広報や口コミなどで回を重ねるごとに利用者も増えており、地域の居場所として定着してきているのかなと手応えを感じています。仲間と一緒に準備し、子どもたちや高齢者の笑顔にふれることが何よりうれしいです。 利用者 そのだ さつき さん しんご くん(2歳) 子ども3人と来ましたが、子どもが家では食べない野菜もここでは食べてくれます。星型のキュウリやナスの煮びたしもおいしくて、この値段でやっていただけてありがたいです。こちらは2つの校区の子どもが来ているので、息子が中学に上がったときに、子ども食堂で会っていたことがきっかけで友だち関係が始まることもあるかなと思います。本当にいいことずくめです。 さきむら たくと くん (小4) 4月に引っ越してきて、学校で子ども食堂のお知らせの紙をもらったので初めて来てみました。カレーライスは5分であっという間に食べました。パイナップルやフルーツ寒天もとてもおいしかったです。家も近いのでまた来たいです。 問い合わせ先 子育て支援課 電話21-1765 ファックス番号27-0752 ===================922text0607=================== 手伝って!見守るよ! ファミリーサポートセンター 子育て家庭を地域の大人が応援! その仕組みとは? 「仕事で遅くなるので、保育園へ子どもを迎えに行ってほしい」「上の子の学校行事の間、子どもの面倒を見てほしい」など、依頼会員の希望に応じ、子育て中の家庭の助けになってくれるのが「ファミリーサポートセンター」の援助会員です。〝猫の手も借りたい〟子育て期の人たちをサポートします。  アドバイザーの河野倫子さんは「援助したい方には2日間の講習を受けてもらい、小児科医などから話を聞き、安全、安心な状況でお子さんと接することができるようにしています。週に1、2回、数時間なら活動できるという方も遠慮なく問合せを」と話します。皆で子どもが元気に育つまちを築きましょう。 ① 申込会員登録 ② 打診 ③ 三者で顔合わせと事前打ち合わせ ④ 活動開始 子どもたちの預かりや送迎をしてほしいな! 依頼会員(小学生まで) 援助できる方を探しますね 援助の依頼が来ましたがいかがですか? アドバイザー わかりました!大丈夫です 援助会員 今年度に限り、利用料(謝礼金)を助成します! 概 要 依頼会員が援助会員に支払う謝礼金(通常1人1時間600円)を、1日あたり3時間を上限として助成     ※交通費などの実費は除く 対象者 宮崎市在住の全ての依頼会員 期 間 令和2年7月1日から令和3年3月31日まで 登録をご希望の方は事前の電話予約を ファミリー・サポート・センターみやざき 電話 62-0252 受付時間 9時から午後5時30分まで( 日曜は午後5時まで) 休館日 火曜・祝日・12月29日から1月3日まで [今年度の育児援助者養成講習会] 9月3日(木曜) 9月4日(金曜) 東大宮地区コミュニティセンター 10月17日(土曜) 10月18日(日曜) 宮崎市男女共同参画センター 2021年1月21日(木曜) 1月22日(金曜) 宮崎西地区交流センター 2021年2月18日(木曜) 2月19日(金曜) 宮崎市男女共同参画センター 時間は 1日目 10時から午後4時30分まで  2日目 10時から午後3時30分まで 住み続けられるまちづくりを 子どもは未来の担い手 元気に育つ社会をみんなの手で 17の目標を掲げるSDGsはこれからの未来のために作られたもの。そのとき「持続可能な社会」の中心にいるのは、今の子どもたちです。彼らが強く優しく健やかに成長するために地域ぐるみで育てていきましょう。弱い存在の子どもたちが、安全に安心して暮らせるまち・宮崎市を、次世代へ引き継ぎましょう。 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals = SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 宮崎市は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています ある日のゆいちゃんと吉田さん 援助会員が依頼会員のお子さんをサポートする現場におじゃましました。 午後5時 ① ママが休日出勤の時はいつもと違う保育園へ行くゆいちゃん。吉田さんが迎えに来てくれます。 午後5時10分 ② 1歳になる前から来ている「ばーばの家」。リラックスして過ごします。 午後5時40分 ③ 今日のお絵描きは「ゆいとママがドレスを着ているところ」とゆいちゃん。「上手ね~」と吉田さん。 午後6時 ④ 遊んだ後はご飯をいたただきます。ばーばが作ってくれたトンカツに大喜び。 午後6時15分 ⑤ 吉田さんのご主人もゆいちゃんとのおしゃべりが楽しい様子。 午後7時 ⑥ ママが迎えに来ました。次に来るのは2週間後かな。「ばーば、またね!」 依頼会員 はらだ りょうこ さん なくてはならないファミサポ 月に2~3回ほど保育園へのお迎えと預かりをお願いしています。娘が1歳になる前から助けてもらっていて、なくてはならない存在です。吉田さんは朗らかで、話しやすい雰囲気。子育ての悩みも相談しています。夕飯も用意してもらい、娘もこちらでは苦手な野菜をがんばって食べているようです。子どもがいてなかなか思うように働けないと困っている友人が私の周りにもいます。ファミリーサポートセンターをもっと多くの人に知ってほしいです。 援助会員 よしだ あつこ さん ふれあいで元気をもらいます 原田さん親子とは、私の自宅と保育園が近いことでファミリーサポートセンターから紹介され、4年ほど前からの付き合いです。毎回2時間ほどですが、私に用事がある場合は一緒に援助会員に登録した友人に代わってもらうようにしています。子育て中は何かと大変なことが多いですし、おじいちゃん、おばあちゃんが遠くにいる親御さんもいるので、私にできることがあれば助けてあげたいと。小さい子と触れ合うことで若返る気がします。 問い合わせ先 子育て支援課 電話21-1765 ファックス番号27-0752 ===================922text0809=================== 行ってきました! 児童館&地域子育て支援センター みやざき子育て支援センター 住所 宮崎市宮崎駅東3-6-7(宮崎市男女共同参画センター「パレット」内) 電話 25-2050 開館日時 月曜・水曜から日曜まで 9時30分から午後0時まで、午後1時から午後3時30分まで 未就学児とその保護者、妊娠中の方が無料で利用できる施設で、市内に35か所あります。 楽しく、安心して遊べる親子の居場所 プレイルームには壁に備え付けられた木製の遊具やボールプールなど、自宅にはなかなかないおもちゃもたくさん。楽しげに遊ぶ子どもを優しく見つめるママやスタッフがいて、和やかな雰囲気です。「うまく息抜きができると言ってくださるご家庭が多いです。ここは土日も開いているので、気軽に遊びに来てください」(スタッフ・佐藤さん) みやざき子育て支援センター さとう みさほ さん 家にはない大きな遊具で遊べるのもいいところ。 ボルダリングに興味津々。夢はオリンピック選手? 子どもをあやしながら、スタッフに子育て相談。 昼休み前にはみんなで手遊びやダンスを。この日は「ごろごろじゃがいも」のダンス。 プレイルームにはおもちゃの他、子育て雑誌も。 「みやざき子育て支援センター」では、一時預かりも。1日最大3時間、1時間500円です。(市内在住の方のみ) 人気講座もいろいろ ベビーマッサージ 親子ヨガ キッズイングリッシュ 離乳食講座 親子リズム体操 など P18に各センターの講座を紹介しています 35か所の地域子育て支援センターの情報はQRコードからご確認ください。 子育て支援センターのいいところはココ! 家だとグズグズしてしまう息子も、先生が相手をしてくれたり、他の子と遊んだりして楽しそうです。私は夫の転勤で宮崎に来たので、友だちゼロからの子育てスタート。当時は他のお母さんと話ができただけで本当にうれしかったです。こちらは一時預かりもあって、顔見知りの先生にみてもらえるので安心。気分転換ができ、子どもを迎えに行ったときは普段よりかわいく見えました。 すぎやま みさき さん  いたる くん(1歳7か月) 大塚児童センター 住所 宮崎市大塚町八所3765-1 電話 50-5358 開館日時 月曜から土曜まで、10時から午後5時30分まで(11月、12月は午後5時に閉館) 児童館・児童センターは、18歳未満の子どもが自由に遊べる施設で、市内に17館あります。 自由に遊び、学べる子どもの居場所 「学年や学校の違いを越えて、いろいろな子どもたちが一緒に自由に遊べるのが児童館の良さです」。そう話すのは大塚児童センターの萩野館長。玩具やスポーツ器具もたくさんあり、けん玉やあやとりなどの昔ながらの遊びもできます。「初めて来た子がいたら、スタッフが常連さんに声を掛けるなどして打ち解けやすい雰囲気を作っています」 大塚児童センター はぎの まさひろ さん ビリヤードに似た「バンパー」も人気(小学5年以上)。 集会室では週3回、「子育て交流図書室ひろば」を開催。支援センターと同じように親子で参加できます。 窓辺に置かれた机でぬり絵。学校の宿題をここでする子もいます。 ボードゲームをしたり、けん玉をしたり、自分の好きなことを自由に。本も200冊ほどあります。 遊戯室では卓球だけでなく、フラフープなどで遊べます。 児童館のいいところはココ! 体育館でフラフープやバドミントン、卓球ができるところ。図書室にはおもちゃや本もいっぱいあります。ここに来れば、友だちがたくさんいるから楽しい。先生たちもおもしろいです。 みずぐち ひろたか さん(江南小6年) ボードゲームをしたり、卓球をしたり、いろいろな遊びができるから楽しいです。卓球は3年生の頃から児童館でやっていて、市内の児童館が集まる卓球大会では2勝1敗でした。 たじ なおさん(大塚小6年) 家が近いので小1の頃から毎日のように来ています。最高の暇つぶしができるのが児童館です。家にいるとゲームをして目が痛くなるけど、ここではそんなことはありません。宿題も児童館でやったりします。 ほんぶ ゆなこさん(大塚小5年) 問い合わせ先 子育て支援課 電話21-1765 ファックス番号27-0752