===================923text11=================== 輝く次世代の宮崎人を応援 キラリ! いけだ かずひろ さん イラストレーター 何でも描けてこそ絵描き 日々研鑽し腕を磨く  現代の浮世絵を描く才能のあるアーティストを発掘するというコンセプトの下に、平成21年から開催されている「アダチ ウキヨエ 大賞」。今年1月に行われた審査で大賞を受賞したのが、本市を拠点に活躍しているイラストレーターの いけだ かずひろ さんです。「幼いころから気が付けば絵を描いており、若いときはそれが仕事になるとは考えなかった。だからイラストレーターとして仕事を始めたのは40歳からです」と いけだ さん。個展を契機に2014年から活動をスタートさせ、以降SNSでの投稿をはじめ展示会で作品を発表。現在は、県内外から注文が入り、リアルな描写のアクリル画やコミカルなタッチの線画など、アナログ・デジタルを問わず依頼に応じて作品を提供しています。公募展出品は初めてでしたが、浮世絵に興味があり、職人が木版画にしてくれる副賞を魅力に感じ挑戦。近未来的なフィクションの要素が現代の浮世絵にふさわしいと評価され、大賞という快挙を成し遂げました。「今回の作品が版画になって多くの人の目に触れてからが勝負だと思う」と いけだ さん。仕事の有る無しに関わらず描く姿を毎日撮影し、動画共有サービスに投稿して常に腕を磨いているそう。「大きな仕事に起用されるなど知名度を上げて、仕事で地域に貢献したい」と展望を語ってくれました。 公募展に出品した作品10点のうちのひとつを紹介する いけだ さん。ひとひねり加えたコンセプトの面白さが評価された。 制作過程を撮影した動画は毎日アップロードしている。 プロフィール 埼玉県入間市で生まれ、宮崎市で育つ。2014年の初個展を契機にイラストレーターとして仕事を始める。SNSを中心に作品を発表しながら、本市を拠点に県内外の仕事を受注する。今年1月、公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団による第11回公募展にてアダチ ウキヨエ 大賞を受賞。