===================924text11=================== 輝く次世代の宮崎人を応援 キラリ! とやま あかり さん 暗算有段者 そろばんがない生活はつまらない  今年6月に行われた全国珠算教育連盟が主催する第397回珠算・暗算検定試験で、中学2年生の とやま あかり さんが、暗算最高位の10段に合格。11回目の挑戦で、県内の小中学生では5年ぶりという快挙を成し遂げました。とやまさんが珠算・暗算を始めたのは小学1年生から。珠算塾の体験に行ったことがきっかけです。「初めてそろばんをはじいて出した答えが、合っていたのがうれしくて。今では、計算をするときに人から頼られることが誇らしいです」とはにかみます。暗算検定試験は、乗(かけ)・除(わり)・見取(みとり)の3種目があり、40問を3分で解くのがルール。1種目200点満点のうち、70点以上で準初段。以降点数によって段位が上がります。10段は190点以上が合格ラインのため、スピードと正確さが求められます。「10段を目指した10回目の検定では、数字の書き方が悪くて落ちたんです。答えを書きながら、目は次の問題を見ているため、字が雑になりがちですが、暗算以外で引っ掛かったのが悔しかった」ととやまさん。失敗を糧に、11回目に挑戦したことを教えてくれました。次の目標は珠算での最高段位合格。「やめたいと思った時もあったけど、今ではそろばんの無い生活はつまらない。将来は公認会計士など、頑張ったことを生かせる職業につきたい」と力強く答えてくれました。 「ここまで頑張れたのは、珠算・暗算のレベルが同じで、同学年のライバル2人がいたことも大きい」ととやまさん。 集中力には自信があるとやまさん。集中すると周りの音が聞こえなくなるそう。 プロフィール 加納中学校2年生。小学校1年のときに、親の勧めで清武町内の珠算塾に入塾。珠算と暗算で級位と段位を重ね、小学6年生までに9段位を取得。今年6月に本市で行われた暗算検定試験で、念願だった最高位10段に合格した。