===================925text11=================== 輝く次世代の宮崎人を応援 キラリ! いわきり もとき さん パラ陸上選手 自分の可能性を信じて世界を目指す  最近少しずつ認知度が上がりつつあるパラスポーツ。その中で陸上の歩行・走行が可能な片まひの選手が属するT37クラスで、めきめきと頭角を現しているのが、高校3年生の岩切基樹さんです。今年8月に「第1回宮崎陸上競技協会強化記録会」でT37クラス100メートル、9月には「県高等学校陸上競技会」の同クラス200メートルで、日本新記録をマークしました。「小学生のときにウサイン・ボルト選手に憧れてから、陸上に興味を持ちました」と岩切さん。中学校から陸上を始め、中学3年生のとき初めて出場したパラ陸上の大会で好記録を出し、強化育成指定選手に選ばれました。高校2年生の2月からは西池アスリートクラブで練習を開始。そこでフォームの問題点を改善するウエートトレーニングに取り組んだところ、伸び悩んでいたタイムも上向くように。また、毎回フォームをチェックするなど、こつこつと地道な練習を重ねたこともレベルアップにつながりました。「もっとパラ陸上に興味を持つ人が増えるといいです。ライバルが増えれば切磋琢磨できるし、自分自身の刺激にもなると思います。今後も好記録を出して自信をつけていきたい。夢は2024年のパリパラリンピックでの金メダル獲得です」と力強く語ってくれました。 「練習や大会は動画で撮影。毎回フォームを確認して改善点を見つけます」と岩切さん。 いのうえ やすひろ コーチの指導に加え、レベルの高い選手と練習することもレベルアップにつながっている。 プロフィール 宮崎学園高校3年生。2017年関東パラ陸上に出場後、中学3年生から強化育成指定選手に。その後アジアユースパラ競技大会や、世界パラ陸上競技ジュニア選手権などに参加。昨年2月から西池アスリートクラブに入り、今年8月にT37・100メートル、9月に200メートルで日本新記録。