[特集3] 姉妹都市50周年! 神武天皇がつなぐゆかりの町 もっと知りたい!奈良県かしはら市 奈良県かしはら市と宮崎市は、神武天皇がつなぐ縁で姉妹都市の盟約を結んでから今年で50周年を迎えます。今回はそれを記念し、かしはら市の特色や、宮崎市との意外な共通点などをご紹介します! 問い合わせ先 姉妹都市のことは秘書課 電話42-9234、ファックス番号29-6547 じんむとうせいのことは観光課 電話21-1791、ファックス番号20-2132 疑問:奈良県のどこにあるの? 解答:ほぼ中央にあります。  人口は約12万5,000人。万葉の時代を思わせるうねび山、みみなし山、かぐやまのやまと三山がそびえ、中央には国内で初めての本格的な都・藤原京の中心である藤原宮跡などあります。 交通アクセス ●関西国際空港から電車で約75分 ●JR大阪駅から電車で約50分 ●JR京都駅から電車で約50分 疑問:どんな特産品がありますか? 解答:イチゴやアスパラガス、鉢花があります。 アスパラガス 栄養価が高くてとても人気です! イチゴ 果肉は少し固めで果汁が多く糖度も高め。 ほどよい酸味があります!  イチゴの「あすかルビー」は、かしはら市にある農業研究開発センターで開発されました。アスパラガス「ことか」は生で食べられます。シャキシャキとした食感がたまりません! 鉢花は昔から生産が盛んで、ポット苗などを県内外に多数出荷しています。 疑問:どんな観光地があるの? 解答:ふじわらきゅうせきがあります。  世界遺産登録を目指すふじわらきゅうせきには飛鳥時代に、約1km四方の中に現在でいう皇居や国会議事堂、霞が関の官庁街を合わせた建物がありました。宮跡内では、春は菜の花と桜、夏は蓮、秋はコスモスなどの花が咲き誇ります。かぐやま方向に広がる景色も秀逸。映画のロケ地に使われたこともありました。 疑問:かしはら市にも「神武さま」があるって本当? 解答:本当です。毎年4月に開催しています。  神武天皇が崩御された4月3日に行われる神事「神武天皇祭」に合わせ、1週間にわたって「春の神武祭」が開催されます。かしはら神宮げはいでんの大屋根に映し出す3Dマッピングでは、今年は宮崎市がじんむとうせいをイメージして制作した映像も上映予定! かしはら市に神武さまと同じような行列があるとは知りませんでした。機会があれば行ってみたいですね。 野崎かずまささん・せいらさん・かえでちゃん 疑問:かしはら神宮ってどんなところ? 解答:日向の国を出発された神武天皇が即位された場所です。  かしはら神宮は、神武天皇がかしはら宮を造営したという「日本書紀」の記述に基づいて、明治23年に創建。ご祭神は、神武天皇とその皇后であるひめたたらいすずひめです。約50万㎡の広大な神域には、京都御所のかしこどころを移築した本殿があり、文華殿と合わせて国の重要文化財に指定されています。今年の初詣は110万人の参拝者で賑わいました。 昨年初めてかしはら市を訪れました。かしはら神宮は荘厳な雰囲気で、日本の歴史の原点という印象を持ちました。皆さんもぜひ一度は行ってほしいです。 山本正敏さん・純子さん かしはら市が姉妹都市だということは知っていたけど、神武天皇が縁で姉妹都市になったことは知りませんでした。 黒木絵美さん・護くん・松浦郁代さん eventnews 4月11日(月曜)から17(日曜)まで 平成28年春の神武祭 場所:かしはら神宮 内容:3Dマッピング、キャンドル ライトアップ、トワイライトコンサート[15日(金曜)手嶌葵さん、16日(土曜)海上自衛隊東京音楽隊]、参道パレードなど 詳しくはこちら ※サイトは近日公開予定 たどってみようじんむとうせい! 神武天皇が国家統一を思案し、東のやまとの地を目指して旅をされたとされる「じんむとうせい」。その足跡をたどってみました。 1東征前の拠点 皇宮神社[宮崎市下きたかた町]  現在の宮崎県高原町狭野でお産まれになった神武天皇が、やまとの地に出発されるまで過ごされたとされる皇居跡。 2美々津[日向市]  神武天皇はここから「おきよ丸」でお船出し、やまとの地(現在の奈良県)を目指されました。 3東征で最初の寄港地 宇佐神宮[大分県宇佐市]  神武天皇一行が豊後水道を抜け、最初に立ち寄られたとされる場所。ウサツヒコ、ウサツヒメの2人が厚くもてなしたといわれています。 4岡田宮[福岡県北九州市]  1年間滞在されたことが古事記に記されている場所。 5たけ神社[広島県府中町]  7年間滞在されたことが古事記に記されている場所。 6高嶋神社[岡山市]  児島湾に浮かぶ無人島内にある神社で、東征途中に立ち寄られたとされます。 7兄を亡くし進路を南へ いくくにたま神社[大阪市]  この地で国の平和を祈願された場所。その後、戦いで兄を亡くされた神武天皇は、太陽を背に受けて戦うために進路を南に変え、紀伊半島を回ってやまとの地を目指されます。 8大滝をご神体に 熊野那智大社[和歌山県那智勝浦町]  那智の山中に光り輝く大滝を発見された神武天皇が、その大滝を神として祀られます。そのご守護のもと、やたがらすの導きによって無事にやまとの地にたどり着かれたといわれています。 9かしはら神宮  やまとの地に到着された神武天皇は、この地で初代天皇に即位されました。