市広報みやざき 平成28年4月号 870号 全世代をつなぐ情報紙 大特集 いざ、地方創生! Part1 こんなジモトだったらいいな 市長×高校生地方創生トーク Part2 市のお財布事情、詳しく聞いてみました 「創生推進予算」を見てみよう CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和47年4月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和47年 宮崎神宮のオオシラフジ  今回発掘するのは、昭和47年4月号の「天然記念物宮崎神宮のオオシラフジ」です。同じ品種としては国内最大の樹木であり、昭和26年に国の天然記念物に指定。4月中旬頃にゆらゆらと真っ白で大きな花を咲かせ、美しい花とその香りで人々を楽しませています。戦後から昭和52年までは藤まつりも行われ、大変にぎわいました。 藤まつりの思い出  宮崎神宮の近くにお住まいで当時の藤まつりをよく知るしげながたかしさんの話や、写真を交えて振り返ります。 昭和28年 華やかなふじむすめの藤かご道中の様子。二日間で藤まつりに訪れた人は約5万人。神武大祭と並ぶほどの人気でした。 昭和32年 藤の開花に合わせて開催されていた藤まつりでは、曲芸大会、ふじむすめ踊披露などさまざまな催し物も行われていました。 昭和50年 見事に咲き誇るオオシラフジを見ようと、たくさんの市民でにぎわいました。  藤まつりが盛んになったのは戦後ごろで、商工会議所と観光協会が中心となって開催されました。宮崎神宮内の稲荷神社の前に舞台を作り、婦人会の踊りや、舞踊教室の生徒の踊りを披露するなどさまざまな催し物が行われました。中でも人気だったのは藤かご道中ですね。きれいに着飾ったふじむすめが町を練り歩く様子はとても華やかでした。婦人会がござの敷物の貸し出しや飲食店を出していたので、来た人は藤の花をゆっくり観賞しながら楽しんでいました。 現在も毎年、せんていされるなど手入れされています。  今も毎年美しい花を咲かせます。皆さんもぜひ、ご覧ください。 しげながたかしさん(86歳) 地名むかしむかし2015 第11回 「あおき」 昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。 昭和36年3月号より  [前略]明治二十二年に町村制がおこなわれたとき山﨑、江田、新別府、吉村の四村を合併してあおき村をおいたが、そのときなぜこんな名をつけたかというと、その時の郡役所では「古くよりこの地方をあおき原とよんでいるからだ」とせつめいしている。[中略]この地方を古くから「あはき原」というのは、イザナギノミコトがミソギハライをされたところと伝えられているからで古事記にはつくしのひむかのたちばなのおどのあはきがはらとあり日本書紀にはあおき原の字を書いている。すなわちここがその伝説地である。[中略]またこの神話はあまぞくのしゆうかんをあらわすといわれるから「あはき」の「あわ」は水のあわからきたことばかもしれない。 一ツ葉稲荷神社。白砂青松の間にまつられ、一ツ葉の景勝とともに名高い神社です。