===================932text07=================== 特集2 誰もが幸せに暮らせるまちへ 宮崎市民長寿支援プランのもとで 「ぐるみんカフェ からんころん」を訪ねました!  ここは高齢者だけでなく、誰もがふらっと立ち寄れる交流の場。令和2年1月に誕生しました。運営団体「ナチュラルビー」の代表、長友宮子さんは「宮崎市が先駆的に行っている居場所づくり、まちづくりの拠点にしたい」と話します。この日は「折り紙教室」を開催。その他にも、看護師が体操や口腔体操を行った後、折り紙を折りながら、マスク越しのおしゃべりを楽しみました。  この施設は「介護予防は食事から」という考えで運営され、管理栄養士のほか、作業療法士、看護師のスタッフが随時相談を受け付けています。「食事の問題を抱えている高齢者は多く、十分な食事がとれていない方もいます。食事の仕方をアドバイスすると元気になったと喜ばれる方が増えてきたのはうれしいこと」と長友さん。地域の人々がボランティアで、自宅を訪問しての見守りや声かけも行っています。 からんころん館長 この町は一人暮らしの高齢者が多く、居場所づくりは不可欠だと思います。95歳で毎週通ってくださる方もおり、春休みは小学生も来てくれました。気楽な気持ちでお越しいただき、楽しい気分になってもらえたら。 かわの いずみさん 参加者 折り紙で童心にかえり、楽しかったです(いけだ さん)。コロナで近所の方にもなかなか会えない状況ですが、今日は久々に会えてうれしかったです(うちだ さん)。 (左から)いけだ さん、うちだ さん ぐるみんカフェ からんころん 曽師町111-2 問い合わせ先 株式会社ナチュラルビー 電話24-9579 折り紙をしながら、笑顔を見せる参加者たち。 ボランティア講師が教えてくれたこいのぼり。 看護師さんと一緒に口腔体操。 みんなで体を軽く動かす。 ===================932text0809=================== 今年度から令和5(2023)年度に新たな「宮崎市民長寿支援プラン」を実行します 基本理念 すべての高齢者が住み慣れた地域の中で、安心して暮らせるまちの構築 重点的に取り組む4つの課題 1 自立した生活を継続するための「自立支援」「重度化防止」の推進 高齢者の生活の質が向上するよう、運動・栄養・口腔・認知症予防に関わる取り組みと、介護予防につながる地域の通いの場を充実させます。 低栄養の改善や誤えん性肺炎を予防するサービスなど、今、栄養や口腔が注目されています。 2 認知症の人が認知症とともにより良く生きていくことができる地域づくり 今回、新しい重点課題となったものです。地域全体で認知症の人を見守ることができる体制の構築を進めます。 認知症の人への声かけなどについて、専門職のアドバイスを聞きながら、地域住民が主体となって模擬訓練を行います。 3 高齢者の生活を支えるための地域自治区を基本としたサービス体制の整備 医療や介護のサービスを切れ目なく提供していくために、市内22の地域自治区ごとに介護サービス事業所などの整備と、その基盤となる人材の確保、定着を目指します。 認知症の高齢者の方が入所できるグループホームなどの整備を進めます。 4 地域でいきいきと活動的に暮らすための生きがいづくり活動の推進 運動やその他趣味のサークル活動などを続けることで、多世代の人と人とのつながりを広げ、地域での役割を実感することができるような取り組みを推進します。 みんなでやると体操も楽しい。教室で体を動かし、おしゃべりすることも介護予防につながります。 すべての人に健康と福祉を 「誰一人取り残さない」地域の人がつながり地域で元気に 193の国が2030年までに達成するためのゴール(目標)として定められたエスディージーズ(持続可能な開発目標)。17のゴールのうち、3番目に掲げられたのが「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」というものです。高齢者になっても住み慣れた宮崎市で安心に暮らす。地域の役割を考え、人々のつながりを大切にしていきましょう。 地域で支え合い、笑顔で元気に長生きを。 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals = エスディージーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 宮崎市は持続可能な開発目標(エスディージーズ)を支援しています。 介護保険料を見直しました!  今回の宮崎市民長寿支援プラン(介護保険事業計画)の見直しにより、令和3年度からの介護保険料額が改定となりました。  介護保険料は、介護サービスにかかる総費用や65歳以上の人数に応じて、市町村ごとに基準額を決定します。この基準額をもとに、所得の低い方などの負担が大きくならないよう、本人や世帯の課税状況および所得に応じて12段階に区分けしています。  市では、グラフ①を見てもわかるように、65歳以上の人口が近年著しく増えているとともに、要介護・要支援認定者の割合も増えています。今後とも高齢者福祉施設などの整備や、さまざまな介護予防・認知症予防事業などに取り組み、介護サービスの充実を図り、生活の質の向上に努めます。 65歳以上の人の介護保険料の基準額(年額) 73800円 68400円 5400円増 介護保険制度へのご理解とご協力をよろしくお願いします 介護保険課 いもり ちひろ グラフ1 65歳以上の人口と要介護認定者数の推移(宮崎市) 要介護・要支援認定者    要介護・要支援認定者以外 平成17年 平成20年 平成23年 平成26年 平成29年 令和2年 48349 65788 71576 81151 88304 93464 8762 11347 14171 16621 18450 19064 57111 77135 85747 97772 106754 112528 グラフ2 介護保険給付費の負担割合 保険料 公費 65歳以上の方の保険料 23パーセント 40歳から64歳の方の保険料 27パーセント 宮崎市の負担金 12.5パーセント 宮崎県の負担金 12.5パーセント 国の負担金 25パーセント 介護保険の財源 介護保険は、公費と40歳以上の方が納める保険料でまかなわれています。宮崎市の介護サービスにかかる総費用(利用者負担分を除く)のうち、65歳以上の方が負担する割合が23パーセント、40歳から64歳の方が負担する割合が27パーセントとなっています。 介護保険料の減免制度があります!  災害や新型コロナウイルス感染症の影響などにより、収入が著しく減少した場合や、収入について一定の要件を満たす場合は、介護保険料が減免されます。減免には事前の申請が必要です。 介護サービス費利用者負担割合証をお送りします  介護サービスを利用する際に必要な「負担割合証」は、7月中旬頃郵送します。 介護保険負担限度額認定証の更新が行われます  引き続き介護保険施設やショートステイを利用する際の食費・居住費負担の軽減を受けるには、「負担限度額認定証」の更新が必要です。対象者には6月中旬頃に関係書類を郵送します。  制度改正により令和3年8月以降、要件が一部変更になります。市のホームページに変更後の要件を掲載していますのでご確認ください。なお、詳細については介護サービス係までお問い合わせください。 問い合わせ先 介護保険課 電話21-1777 ファックス番号31-6337