===================932text12=================== みんなの想いを子どもたちの未来へつなごう! 宮崎市子どもの未来応援基金  すべての子どもが生まれ育った環境に関わらず、自らの未来に希望を持ち、健やかに成長できるまちづくりの推進を目的に、「宮崎市子どもの未来応援基金」を創設しました。  本市でも、子どもの貧困問題への対策は大きな課題となっており、この基金を活用して、貧困対策をはじめ子どもの未来を応援する事業に長期的に取り組んでいきます。  また、この基金は、市民や企業から「子どもたちの将来のために役立ててほしい」という想いをこめた寄附の受け皿となり、それを事業に活用していくことで、「子育てや貧困の課題に社会全体で取り組む」という意識の醸成も図る役割を果たしていきます。 子どもの貧困問題 日本では、子どもの貧困率※が13.5パーセントという調査結果があり、約7人に1人が貧困状態 にあります。 (2019年国民生活基礎調査) ※ここでいう貧困とは、社会の中で普通とされる機会が得られない「相対的貧困」を指します。家がない、飢餓に苦しんでいるといった「絶対的貧困」と比べ、一見して生活が困窮しているように見えにくいという特徴があります。 (例) 家庭の経済的困窮を背景に教育や体験の機会に乏しい。 親が家にいないことが多く、生活に必要な知識や習慣が身につかない。 栄養のバランスが取れた食事は、一日の中で給食しかない。 平成29年度に実施した「宮崎市子どもの生活状況調査」によると、年収200万円未満の世帯の割合は8.3パーセント(およそ12世帯に1世帯)で、さらにひとり親世帯では約4割が年収200万円を下回る状況という結果が出ています。 基金の使いみち 今年度は、「子どもの貧困対策活動支援事業」として、民間団体の活動費に対する助成を行います。 例えば… 子どもの居場所づくりに取り組む団体の活動費を助成。 学習支援に取り組む団体の学習教材購入費などを助成。 疑問  子育てに関して、行政や民間団体、地域に対しどのような取り組みを望みますか? 望むこと 保護者 小学1年生 小学6年生 中学3年生 公的援助の拡充(就学援助・医療費助成など) 52.0パーセント 49.6パーセント 49.2パーセント お子さんへの学習支援(無料による個別支援や勉強会)などの拡大 43.9パーセント 46.4パーセント 44.6パーセント 親や子のそれぞれの居場所(ホッとできる場所や身近なことが相談できる場所)13.9パーセント 9.7パーセント ー 健康管理や生活への助言 ー ー 9.6パーセント (宮崎市子どもの生活状況調査)  「宮崎市子どもの未来応援基金」は、個人や団体、企業を問わず、どなたでもご寄附いただけますので、皆様のご協力をお願いいたします。寄附の申込方法は、子育て支援課にお問い合わせいただくか、ホームページの寄附申込書をダウンロードして、提出してください。 詳しくはこちら! 宮崎市は持続可能な開発目標(エスディージーズ)を支援しています。