===================933text11=================== 明日を見据える注目の人財をピックアップ キラリ! ひらかわ はるな さん 中学生プログラマー 介護や障がいに関する問題をITで解決したい 今年3月に開催された、「2020年度全国選抜小学生プログラミング大会」全国大会。この大会において、タブレット用の筆談アプリ『ぶらっしゅとーく』でグランプリに輝いたのが、当時小学6年生だった ひらかわ はるな さんです。ひらかわさんがプログラミングを始めたのは小学4年生の夏、プログラミング言語Scratchの本と出会い興味を持ったことから。「独学で試すうちに、思い通りに動くのが面白くなって」と語ります。今回の『ぶらっしゅとーく』開発のきっかけを尋ねると、コロナ禍により入院中の祖母と会えなかったことから、離れている人とコミュニケーションが取れるツールがあればと考えたからだとか。今回、通信機能などを付けるには、独学で得た技術より高度なスキルが必要でした。そこで小中学生のクリエイターを育成・支援するプログラム『未踏ジュニア』に応募。採択されたことで、専門家から考え方やわからないときの調べ方のアドバイスを受けたのも大きな力になったようです。約半年間、毎日5時間以上かけて完成させたアプリは、デジタル機器が苦手な人でも簡単に使えると高く評価されました。「今は、使う人の声を音声合成できるように、アプリを進化させるべく開発中です。将来はITの力で介護や福祉に関わる人を助けたいです」と笑顔で話してくれました。 「小さい子どもや障がいがある人でも簡単に使えるように、ユーザーテストも行いました」と説明するひらかわさん。 未踏ジュニアのスーパークリエイター認定証とグランプリのトロフィーを前にするひらかわさん。 プロフィール 宮崎大学附属中学校1年生。小学4年生でプログラミングを始め、半年後Tech Kids Grand Prix 2019で企業賞を受賞。今年3月には「2020年度全国選抜小学生プログラミング大会」でグランプリに輝く。附属中では有志とプログラミングクラブを立ち上げ活動中。