市広報みやざき 平成28年7月号 873号 全世代をつなぐ情報紙 今から24年後にこんな未来が来るとしたら 皆さんはどう思いますか? -50,000impact!! 特集1  マイナス5万人の衝撃!! 特集2  いなづかもんのすけ物語 もう一つの関ヶ原 CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 みやざき旬食レシピ 市長コラム『ねこのひげ日記』 集まれ! 自治会のゲンキ! みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和38年7月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先 昭和38年7月 こどもを水から守ろう  今回発掘するのは、昭和38年7月号の「こどもを水から守ろう すでに11人が犠牲に」です。当時は水辺の安全対策が整っていなかったため、水の事故が多かったようです。これから海や川のレジャーを楽しむ機会が増えます。いざという時のために、応急処置の方法を確認しましょう。 倒れた人を発見。呼び掛けても反応がない… 1助けを呼ぶ 大声で助けを呼びます。近くに人がいれば119番通報とAED搬送を依頼します。 2胸骨圧迫 呼吸がなかったら、両手を重ねて胸の真ん中を30回圧迫します。 3人工呼吸 気道を確保し、1回に約1秒かけて2回息を吹き込みます。 4AED AEDが到着したら電源を入れ、音声メッセージに従い操作を行います。  当時の記事では「ニルセン式人工呼吸法」が紹介されていますが、現在は「心肺蘇生法(胸骨圧迫と人工呼吸)」です。水の事故に遭わないためにも、「子どもから目を離さない」「海や川での遊泳は天候に注意し、場合によっては中止する」「体調がすぐれないときは遊泳しない」「魚釣りなど、遊泳しない場合でもライフジャケットを着用する」ことに気を付けて、遊泳を楽しみましょう。  消防局では、心肺蘇生法(AEDを含む)や応急手当法の救命講習を実施しています。詳しくは、最寄りの消防署、応急手当研修センターまでお問い合わせください。 消防局警防課 救急救助企画室長 串間重幸 地名をたずねて昭和36年6月 「ふなつかちょう」 昭和36年4月から連載されていた「地名をたずねて」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。  ふなつかちょうというのは宮崎神宮の付近の地名であるが、現在は宮崎大学農学部の南側あたりの町名となっている。[中略]  平和の塔の下にあたる下きたかたにこぐやという神社があるが、そこにきょうろうきという古い碑が立っている。[中略]それによると、神武天皇が船にのって鵜戸のいわやからここに来られたとき船をつながれたところであると伝えられていると書いてある。  このふなつかというのは塚、すなわち古墳のことで、宮崎神宮の境内にあるぜんぽうこうえんの大古墳のことである。[中略]そしてふなつかとはその形が船ににているからそういうのであろうといっている。  [中略]このふなつかの南に宮崎神宮は鎮座せられているわけで、この塚の名からこの地方をふなつかちょうと呼ぶようになったわけである。 写真は宮崎神宮の裏にあるふなつか陵(当時) 船の形をしており、まわりにはおほりがある。昔は巨杉、老松がおい繁っていた。(北側からうつす)