===================936text11=================== 明日を見据える注目の人財をピックアップ キラリ! ながとも ゆう さん 世界ジュニア水上スキー選手権出場 ひたむきに技術を磨き世界大会で唯一の日本代表に  今年の8月、アメリカで開催さ れた水上スキーの世界ジュニア選手権。その大会のU-17に、日本人で初めて出場する快挙を成し遂げたのが、宮崎商業高校2年の長友悠さんです。長友さんが水上スキーを始めたのは3歳の頃。親や兄弟がしていたため、自然と競技に参加するようになったのだそう。「成績が伸び始めたのは中学生から。5週間の海外合宿に中学1年から毎年参加したことが大きいと思います」。世界レベルの技術に触れ、大きく成長。もっと上手になりたいと、練習にも打ち込むように。「県内に同年代の水上スキー競技者はいません。だから普段の練習は自分との戦い。また、コーチがついているわけではなく、海外のトップ選手の動画を見ながら、競技の先輩でもある兄たちと技を検討します」と長友さん。家族に支えられ、新しい技にも果敢に挑戦し続けた結果、2019年の全日本選手権で総合優勝を果たしました。さらに、その時出した成績が世界基準に達していると日本水上スキー連盟から評価され、世界大会の日本代表内定を獲得しました。「世界大会では思うような結果が出ませんでしたが、守りに入らず、これからも社会人でも成功が難しい技に挑戦したい」と力強く語る長友さん。世界で活躍する姿への期待が高まります。 「競技ではスラローム、トリック、ジャンプの3種目があり、その内スラロームとジャンプが得意です」と長友さん。 世界大会前、平日の2日は早朝4時から学校が始まる前の8時まで、週末は終日練習を積んだとか。 プロフィール 宮崎商業高校2年。5人兄弟の末っ子で、水上スキーをしていた父と4人の兄から影響を受けて3歳から始める。2019年全日本水上スキー選手権でスラローム1位、トリック1位、ジャンプ2位、総合1位を獲得。同年アジア選手権、今年5月世界選手権の日本代表に選ばれる。