===================940text11=================== 明日を見据える注目の人財をピックアップ キラリ! よしまつ たいしさん バーチャルコンテンツ制作 「ありえそうにないこと」を現実に  宮崎の民放テレビ局で、昨年10月にバーチャルアナウンサーが初めて登場。現在、番宣アンバサダーとして業務にあたっています。このVR技術を提供しているのが、(株)モーゲンテック代表の吉松大志さんです。吉松さんは宮崎大学生。休学しながら、バーチャル空間の構築、仮想空間イベントを支援する会社を立ち上げました。「もともとeスポーツ(ビデオゲームを使った対戦)が好きで、eスポーツの大会を開いて宮崎を活性化したいと2年前休学しました。しかし、コロナ禍でイベントは全く企画できず、時間がたっぷりあったので独学でウェブサイト上の仮想空間を学んで遊び感覚で作っていたんです」と吉松さん。いくつかのバーチャルイベントを実施したあと、「ニシタチ夜市」をウェブサイトの中で再現。それをインターンシップでお世話になった会社の社長に見せたところ、今後注目される技術だから、起業してはと提案されたのだとか。「起業は当初ためらいました。しかし、挑戦するなら今だと思ったし、何かを変えたいという思いもありました」とはにかみます。バーチャルアナウンサーは、本採用に向けて日々アップデート中。今後、もっとかわいく、かっこよくしていくそう。展望を聞くと「頭の中で考えている『ありえそうにないこと(=妄言)』を形にして、それで社会に貢献したい」と熱く語ってくれました。 「バーチャル空間の勉強を始めたころは、朝起きたらすぐパソコンに。何時間もしていましたが、遊び感覚だったから楽しんで覚えました」と吉松さん。 吉松さんのアバターと一緒に。「宮崎のVチューバー文化を活発にしていきたい」。 プロフィール 平成11年生まれ、鹿児島県出身。宮崎大学地域資源創成学部在籍。休学中に独学でバーチャルワールドの制作をスタート。2020年4月に新入生へのイベント「バーチャル入学式説明会」、11月には「バーチャルニシタチ夜市」を開催する。12月に(株)モーゲンテックを設立。