市広報みやざき 平成28年10月号 876号 全世代をつなぐ情報紙 [特集1] ウォーキング ハジメの一歩! Let'sWalking!! [特集2] 宮崎にもあったんだ! ハッケン!江戸の足跡 CatchyourDream! みやざき再発見 キラリ!宮崎人 旬食レシピのお弁当 市長コラム『ねこのひげ日記』 集まれ!自治会のゲンキ! みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 平成13年10月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先 平成13年10月 わたしたちに会いに来てね!  今回発掘するのは、平成13年10月号の「わたしたちに会いに来てね!」です。存続が危ぶまれる状態にあったフェニックス自然動物園が、宮崎市の施設として再出発したことが掲載されています。 市民の皆さんに支えられて15年! 宮崎市フェニックス自然動物園という名称になり、今年で15周年。昔と今の動物園を紹介します。  フェニックス自然動物園は、昭和46年3月24日に県内で初めての動物園として開園。キリンやシマウマ、ダチョウなどを同じ囲いの中で飼育する「異種混合飼育」や、ダチョウの人工ふ化に成功するなど、高い飼育技術が注目されてきました。しかし、長引く不況の影響などで運営会社の経営が悪化。動物園は閉園の恐れも出てきました。  市では市民の皆さんにアンケートを行い、約90%の人が何らかの形での存続を希望したことから、動物園の買い取りを決断。それから15年の間、フラミンゴショー会場やレストラン棟、流れるプールなどのリニューアルを行い、さらなる魅力アップに取り組んでいます。 飛ぶ姿が見られるのはここだけ! フライング・フラミンゴショー 開園当時から続く伝統のショー。平成23年のリニューアルで屋根に網を張り、フラミンゴが宙を舞う美しい姿が見られるようになりました。 全国9頭のうちの1頭 マサイキリン 平成13年10月号で愛称が募集されていた赤ちゃんは、現在園にいる「コユメ」の母親、「ユメ」です。「コユメ」は現在、全国で9頭しかいないマサイキリンの貴重な1頭です。 今や欠かせない動物園のアイドル アジアゾウ 15年前はまだゾウはおらず、紙面には「ゾウなどの大型動物がいるといいのでは」という意見がありました。今はアジアゾウ「みどり」が活躍中です。  15年間、市民の皆さんに愛される楽しい動物園を目指してきました。今後も動物の素晴らしさを伝え、アカウミガメやニホンカモシカなど宮崎の希少野生動物たちの保全にも貢献したいと思います。 園長 でぐちとしひさ(63歳) 地名をたずねて昭和36年9月 「ごんげんちょう」 昭和36年4月から連載されていた「地名をたずねて」。市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。  ごんげんちょうという町の名は相当に多いようである。[中略]江平町一丁目から一つ葉へ行く道路のわかれみちのところに神社がある。ちかごろ改築されてりっぱな社殿となった。この神社は「日向地誌」には熊野神社と書いてある。[中略]  この神社はもとごんげんさんとよんだもので、熊野ごんげんであったが、明治のはじめにごんげんという名が禁ぜられたため、熊野神社というようになった。しかしごんげんさんの方が古いので、土地の人はごんげんさんと呼び、そのごんげんさんがあるからごんげんちょうという名ができたわけである。  だいたいごんげんというのは何かというと、ほとけが仮りに姿をかえてあらわれたものがごんげんである。 写真は熊野神社(当時)