===================955text12=================== 今月のクローズアップ 5月23日は難病の日 考えてみませんか⁉ 難病患者の就労支援  治療が難しく、慢性の経過をたどる疾病を難病と呼んでいます。適切な受診や治療などの自己管理を続けることで、働くことが可能な疾患も多くあり、治療と両立して活躍できる仕事に就き、働き続けることを希望している人がたくさんいます。  あなたの職場にもそんな人がいるかもしれません。難病を理解し、共に働ける社会を目指しましょう。 3対7(調査結果による現状) 難病であっても無理のない仕事で活躍を続けられる ↑ デスクワークや短時間勤務などの身体的負荷の少ない仕事 通院や業務調整などについての理解・配慮のある職場 難病の症状が悪化し、仕事も続けられない ↑ 何らかの無理のある仕事(作業強度、時間、休日など) 病気の理解が得にくく、配慮が得られない職場 ↑ 難病のある人たちは、体調の良いときに就職活動をすれば80パーセントは就職できている。 体調の崩れやすさに理解を! 慢性疾病による「体調の崩れやすさ」が難病のある人の就労問題の特徴です。推計では、約3割は無理なく働ける仕事に就き、継続できていますが、約7割は就職はできても無理な仕事であったり、職場の理解が得られず、定期通院ができないなどで、就業継続が困難となっています。 ※独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター発行「始まっています!難病のある人の就労支援、治療と仕事の両立支援」(2021)より引用し一部改変 宮崎市の難病患者の生活状況内訳※ 就労 1288人(38.5パーセント)約4割の人が治療しながら就労しています! 家事労働 1021人(30.6パーセント) 在宅療養 438人(13.1パーセント) 入院 160人(4.8パーセント) 入所 187人(5.6パーセント) 就学 33人(1.0パーセント) その他・空白 215人(6.4パーセント) 患者さんの声(宮崎市在住) 病気を受け入れ、ありのままの自分で前向きに生きることを考えました。職場に病気の話をしたら配慮をしていただき、おかげで仕事を続けられています。自分が心を開くと周りも心を開いてくれると思います。誰もがいつ病気になるか分かりません。病気の有無に関わらず、みんなが互いを思いやり、いきいきと生きていける社会になってほしいと思います。 ※宮崎市在住の特定医療費(指定難病)受給者証所持者3342人における内訳(2023年1月現在) 身近な相談窓口 難病に関する相談 宮崎県難病相談・支援センター 難病のある人の治療・生活・就労に関する相談への助言や情報提供、ハローワークやさんぽセンターにつなぐ役割を担っています。 電話31-3414 相談日 月曜から金曜まで 受付時間 10時から午後4時まで 就労に関する相談 ハローワーク宮崎 専門援助部門 働くうえでの課題やキャリアの整理を支援し、ご自身の希望や症状を踏まえた就職活動を支援します。 電話23-2245 相談日 月曜から金曜まで 受付時間 8時30分から午後5時15分まで 復職などに関する相談 宮崎産業保健総合支援センター(通称 さんぽセンター) おもに復職支援をしています。病気になっても仕事を継続できるように社会保険労務士や保健師が相談に応じ無料で支援を行います。 電話62-2511 要予約 受付時間 8時30分から午後5時15分まで 問い合わせ先 健康支援課 電話29-5286 ファックス番号29-5208