===================963text15=================== みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.9 かるべ あらたさん・あおき りおさん WRO Japanミドル競技の部優勝 抜群のチームワークを強みに全国大会優勝を果たす  自立型ロボットによる国際的な大会WRO Japan。昨年、全国大会ミドル競技の部で「ジ・アンツロボ団」のチーム名で優勝したのが軽部新大さんと青木理央さんです。ふたりがプログラミングを始めたのは3年前。プログラミング教室開校のチラシを見て興味を持ったのがきっかけで、入校時期が同じだったこともあって、自然と仲良くなったそうです。そんななか、講師を務める こざき しろう さんが、ふたりの関係を見てチーム結成をすすめました。軽部さんは戦隊ものの人型ロボットが好きで、おもにロボット作りを担当。青木さんはストーリーや構成を考えるのが好きで、ロボットを動かすプログラミングを担当しています。役割分担がうまくはまり、チームワークは抜群。本番もふたりの息が合って、練習以上の成果を出せました。青木さんは「前に進む、向きを変えるなどの動きのプログラムを、ひとつにまとめるのが難しかったです。組み合わせが間違っていると動かないため、スムーズに動くまでの調整が大変でした」。軽部さんは「本番で、ロボットの電源が入らないことがありました。先生に聞いていた再起動することを思い出せたので、うまくいきました」と振り返ります。「うまくいかないことが多いからこそ、思った通りに動いたときの達成感は格別です。今年はランクが上のエキスパート部門に出場して上位を目指したいです」と口をそろえます。世界でふたりが活躍する日が楽しみです。 お互いの意見を尊重し、ほめ合うことを忘れないふたり。昨年に続き、今度はワンランク上での優勝を目指す。 軽部さん(左)と青木さん(右)。息の合ったコンビネーションで優勝を勝ち取った。 プロフィール 軽部新大さん(江平小学校5年)、青木理央さん(江南小学校4年)。3年前からプログラミング教室「ロボ団宮崎中央校」に所属。一昨年11月に「ジ・アンツロボ団」を結成。結成後すぐに参加した、ロボ団の生徒が競い合う全国大会で6位。昨年8月のWRO Japan全国大会ミドル競技エレメンタリー部門で優勝。