市広報みやざき 平成29年2月号 880号 全世代をつなぐ情報紙 [特集1] Go!キャンプ!GO! MIYAZAKI SPRING CAMP2017 [特集2] 目指そう! 移住者にやさしいまち ・CatchyourDream! ・みやざき再発見 ・キラリ!宮崎人 ・旬食レシピのお弁当 ・市長コラム『ねこのひげ日記』 ・集まれ!自治会のゲンキ! みやざき時間旅行 昭和24年から続く市広報みやざきが電子書籍で閲覧できる「宮崎市アーカイブス」。ここでは、時代を感じさせる過去の面白い記事を発掘します! 昭和50年2月号が電子書籍で読める! ※QRコードの読み取りには、アプリ「QR・JANコード読み取りバーコードリーダー」を推奨しています。 今回の旅行先昭和50年2月 寒風をついて裸まいり  今回発掘するのは、昭和50年2月の「寒風をついて裸まいり」です。ふんどしで海に入ってみそぎをし、神社に参拝する裸まいり。市内外から参加者が集まり、旧暦の12月17日にあたる1月28日に行われていました。  裸まいりは、神話昔話にある古事に由来しているといわれています。昔は、青島神社には弥生橋がなかったことから、海を泳いで渡り参拝していました。また、弥生橋ができてからも参拝する前に海に入って体を清めていたようです。当時、裸まいりは毎年旧暦の12月17日に行われ、青島神社の職員をはじめ、日向市や都農町などから数十人が参加していました。  20年前からは、参加する人が増えてきたこともあり、実行委員会を組織し、開催日を分かりやすい成人の日としています。現在は、企業や学校の部活で参加するところもあり、子どもからお年寄りまで約500人が参加する大きな行事となりました。前夜祭では40年ぶりに復活した青島神楽の奉納があります。当日は観覧者に餅や汁粉を振る舞うなど、多くの人でにぎわいます。 昭和50年 現在 裸まいりの起源 兄のホデリノミコトの大切な釣り針を無くしてしまったホオリノミコトは、釣り針を探すために海の神がいるワダツミノクニへ行きます。釣り針を見つけたホオリノミコトは地上に帰りましたが、あまりにも急なことだったので、村の人々はお迎えするための装束をまとう暇もなく普段着を脱いで裸のまま海に飛び込みました。これが裸まいりの起源といわれています。  海の中で身を清める神事であるこのみそぎは、全国的に珍しく貴重です。 青島神社 ごんねぎ 川﨑明