====================988text15==================== みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.33 あらまき しゅんやさん ジャズトランぺッター 宮崎でひらめきを得た曲が観客からも評価され優勝  昨年宮崎市に移住したトランぺッター荒牧峻也さん。2年前に大学時代のジャズ仲間6人で「The Uncalled Capital」を再結成しました。国際的なバックグラウンドや実力があるメンバーもいたため、再集結を機に国際ジャズ大会「ブカレスト国際ジャズコンペティション2025」に挑戦。プロへの登竜門ともされる同大会で、初挑戦にしてアジア人グループ初の優勝の快挙を成し遂げました。仕事のかたわら、自らが率いるバンドでも活躍してきた荒牧さん。今回の世界への挑戦で、優勝を引き寄せたポイントをたずねると「大会ではオリジナル曲『Hinata』も演奏しました。宮崎の風景から発想を得た曲ですが、観客の反応がよく、盛り上がったことが追い風になったようでした」と語ります。大会ではスタンダードやオリジナルを交え演奏し、曲のアレンジや作曲、編曲力、観客の反応も採点基準でした。だからこそ欧米人のパワフルな演奏が多いなかで、音がきれいなバラード調のオリジナル曲でバンドの個性が際立ち、曲紹介で伝えた作曲背景でも聴衆の心をつかめたそうです。「戦略を練り綿密な準備をしたことも勝利を後押ししたと思います」。優勝後は、国内外からのライブ出演やレコーディングなどの依頼もかなり増えました。「演奏で皆さんを楽しませるのはもちろん、ジャズの垣根なくコラボできる面白さを発信し、音楽の可能性を広げる一助になりたいです」。荒牧さんのこれからの活躍に目が離せません。 移住を機に結婚生活も始めた荒牧さん。大会で披露した「Hinata」は、「宮崎での温かい新生活を思い浮かべて書いた曲なんです」と話します。 ルーマニアのブカレストで行われた大会の会場で「The Uncalled Capital」のメンバーと記念撮影。右端が荒牧さん。 プロフィール ロサンゼルス生まれ。日本でトランペットを始め14歳で渡米しジャズの道へ進み、選抜バンドなどで活躍。全米を代表するパレードに出演し、ルイ・アームストロング賞も受賞。早稲田大学ではビッグバンドの全国大会で2連覇。卒業後は自身のバンドで中洲ジャズに出演。各種レコーディングにも参加している。