1.事業の目的
都市計画道路昭和通線のうち、小戸之橋を含む前後の区間は、都心部への流入交通量を分散させ、特定の路線への集中を緩和させる機能を担う宮崎都市圏の内環状(宮崎内環状線)を構成する重要な路線となっています。しかし、従来の小戸之橋は、昭和38年の建設後、約50年が経過し、次のような問題点があり市民生活に大きな影響を及ぼしていました。
・建設後約50年が経過し、老朽化が著しい
・昭和52年より大型車の通行規制をしている(重量制限10t)
・平成16年より台風時の通行止めをしている(最大瞬間風速30m/s)
・橋脚が多く、河川を阻害する割合が大きい
・片側歩道で、歩行者及び自転車の安全が確保されていない
小戸之橋を架替えることにより、上記の問題点が解消され、良好な歩行者・自転車ネットワークの形成を図ることが可能となります。また、本線は、宮崎市地域防災計画において避難路として位置付けられているため、本区間を早急に整備します。

小戸之橋架替え事業の位置図

旧小戸之橋の様子(幅員の狭い片側歩道)
2.事業の概要
事業期間
平成23年3月~平成33年3月
事業費
約91億円
橋種
コンクリート橋(7径間ポストテンション方式PC連続箱桁橋)
橋長
506m
幅員
16m~19m(車道部8m~11m、自転車歩道部3.5m×2)
全体一般図

標準断面図

3.旧小戸之橋と新小戸之橋の比較

4.小戸之橋架替え事業に関する資料など
・小戸之橋架替え事業についてのより詳しい説明はこちら↓↓
・小戸之橋周辺の店舗を紹介しています。是非足を運んでみてください↓↓
・小戸之橋の完成までの流れを写真付きで説明しています↓↓
・小戸之橋の完成までの流れがCG動画で観られます↓↓
5.供用開始(開通)について
平成25年11月から通行止めを行い、新橋架け替え工事を行ってきた小戸之橋は、7年半の時を経て、令和3年4月3日にいよいよ供用開始(開通)します。
当日の予定は、次のとおりとなっております。
開通日時
令和3年4月3日(土)午後3時供用開始(開通)予定
開通式典の開催
新型コロナウィルス感染症経済対策の一事業である、「ミヤザキ春の花まつり」と連携し、会場(橋上)を花で飾り付け、また、架替え事業期間である7年半の様々な取り組みをパネル展示した新橋で「渡り初め」を行います。
令和3年4月3日(土)午前~来賓、招待者による神事式典及び3世代夫婦による渡り初めの実施。
令和3年4月3日(土)12時より(~14時30分まで)、一般来場者によるフリーウォークの実施。なお、橋上において、先着で花のプレゼントも実施します。
サプライズ打ち上げ花火の実施
生まれ変わる小戸之橋が、世代を超えて末永く受け継がれる橋となるよう、また、新型コロナ感染状況の一日も早い収束を願い、開通当日の夜に、ささやかながら打ち上げ花火を実施します。打ち上げ周辺にお住いの皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご配慮をお願いいたします。
令和3年4月3日(土)20時より5分程度実施。(小戸之橋からのぞむ花火となりますが、人が集まらないようにするため、打ち上げ場所は非公開としております。)