「消防吏員」とは

消防の仕事41.jpg

 

「消防吏員」は、消防本部や消防署に配属され、火災・救急などの災害現場に出動し、市民の生命・財産を守ります。また、消防事務等を担当する部署もあり、消防局に配属されます。

 

消防吏員の業務内容

消防吏員の主な業務は「消火」、「救急」、「救助」、「予防」、「防災」となっています。

消防署配属

消防隊

消防の仕事77.jpg

 

火災現場で主に消火、延焼防止活動を行います。普段は、消火栓や地理・水利の調査、消防訓練の実施や避難訓練の指導などを行っています。また、火災予防のための活動も行っています。

 

救急隊

消防の仕事74.jpg

 

主に救急活動を行い、災害現場の傷病者や急病者などに応急処置を施し、迅速に病院まで搬送します。また、応急手当法の指導・講習を行っています。

 

救助隊

消防の仕事65.jpg

 

火災現場や交通事故現場などで、主に人命救助活動を行います。普段は、救助訓練の実施や消防隊と同じような活動を行っています。

 

指揮調査隊

消防の仕事42.jpg

 

火災現場などで、現場活動の指揮及び火災原因や火災による被害の調査を行います。

 

予防査察係

消防の仕事78.jpg

 

消防法などに基づいた正しい防火・防災対策が講じられているか、事業所に立入検査を実施し、火災予防に努めています。また、事業所が行う避難訓練などの指導を行っています。

 

消防局配属

総務課

消防の仕事28.jpg

 

消防局の人事、予算、施設管理、消防団に関する事務、職員や団員の福利厚生や健康・衛生管理についての事務などを行っています。

 

警防課

消防の仕事76.jpg

 

消防・水防計画の作成、消防車両や資機材などの整備、消火栓などの消防水利の維持管理、消防に関するボランティア組織の育成・指導、救急や救助業務に関する企画調整などの事務を行っています。

 

予防課

消防の仕事79.jpg

 

建物や危険物施設(ガソリンスタンドなど)の立入検査や行政指導、防火に対する意識の啓発を図るための様々な広報活動を行っています。

 

指令課

消防の仕事31.jpg

 

119番通報を受信し、緊急情報システムにより、消防車や救急車を現場に出動させ、災害現場との交信により的確な指令を発信します。

 

勤務体制について

毎日勤務

 毎日勤務は8:30~17:15までであり、一般的な勤務体制です。

 月曜から金曜までの週5日勤務とし、土曜日と日曜日を週休日とし、週休2日制となっています。

 

毎日勤務.jpg

 

交替制勤務

火災や救急などの現場に対応する部署は、24時間365日通して一定の出動体制を確保することが必要であるため、交替制の勤務を行っています。交替制の勤務では、週の勤務時間数や休日が毎日勤務者と同等となるよう勤務サイクルを設定しています。

 

2交替制(各消防署・出張所)

 

2交代制勤務.jpg

 

3部制(指令課)

 

3部制勤務.jpg

 

<消防局各署・各出張所に勤務する消防士の1日 (2交替制の場合)>

8:30
出勤・前日の当直者から
引き継ぎ・交替点検

消防の仕事33.jpg

 

消防の仕事44.jpg

8:40
指令課との
無線交信テスト

消防の仕事25.jpg

8:50
朝のミーティング、
業務確認

消防の仕事32.jpg

9:00
出動に備え、車両・資機材の点検、
資機材の取扱い訓練

消防の仕事36.jpg

 

消防の仕事39.jpg

 

消防の仕事55.jpg

 

消防の仕事58.jpg

12:00 休憩

消防の仕事80.jpg

13:00
放水・救急・救助などの
各種訓練

消防の仕事37.jpg

 

消防の仕事27.jpg

18:00
体力練成や事務処理、
夜ごはんの調理など

消防の仕事04.jpg

 

消防の仕事09.jpg

19:00
夜のミーティング、
業務報告

消防の仕事10.jpg

19:30
夜ごはん、入浴など

消防の仕事14.jpg

 

消防の仕事81.jpg

 

20:30 事務処理

消防の仕事16.jpg

23:00
深夜でも迅速に出動できるよう、
活動服を着用して仮眠

消防の仕事17.jpg

7:00
車両や資機材の手入れ

消防の仕事01.jpg

 

消防の仕事20.jpg

8:30
翌日の当直者へ
申し送り・勤務終了

消防の仕事35.jpg

 

■消防士になるには

 宮崎市消防吏員採用試験に合格する必要があります。

 昨年度(令和4年度)の合格者は下表のとおりです。

R5 新規 JUST Note 文書(doc).jpg

 

採用試験に合格した後は、全寮制の消防学校に入学して、消防士に必要な基礎的知識や機材の取り扱い方法などを学びます。半年間の研修を修了すると、消防署へ配属され、消防士として働くことになります。

 

■給与・手当について

 初任給は、原則として試験区分別に次のとおり支給されます。

 消防学校に入校している約半年間についても、支給されます。

 (令和5年4月1日現在)

 消防吏員A 154,600円

 消防吏員B 167,100円

 消防吏員C 185,200円

 消防吏員D 167,100円

(学歴、職歴等により別途加算される場合があります。)

 

 このほか条例の定めるところにより、扶養手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当等が支給されます。

 

被災地派遣(緊急消防援助隊)

消防の仕事45.jpg

 

消防の仕事46.jpg

緊急消防援助隊に関する動画を総務省消防庁のホームページで公開しています。

動画掲載ページ「全国各地から駆け付ける「緊急消防援助隊」

※緊急消防援助隊とは
大規模災害や特殊災害が発生した場合は、被災地の消防機関では対処できないことがあります。
そんなとき、被災地からの要請を受け、各都道府県の消防本部や航空隊が、空から陸から応援に駆けつけます。
この応援部隊こそが、「緊急消防援助隊」です。

消防防災フェスタ等の
イベント参加

消防の仕事75.jpg

 

 

消防吏員を目指す方へ

先輩消防士から一言

カテゴリー