朝の食堂
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朝6時、朝うどん

和みうどん

柔らかなめんは、やさしい

早朝6時からやっているうどん屋さんがあると聞き、宮崎市街地から15分ほど車を走らせた。田んぼや畑の風景が広がる中に、和(なごみ)うどんを見つけた。温かい湯気が立ち上る店内には、早朝にも関わらず既に何組もお客さんが入っていた。いわゆる「宮崎うどん」と呼ばれるうどんは、いりこの風味がしっかり効いた出汁に、お箸で持つと切れそうなほど柔らかい麺である。厨房脇のカウンターからオーダしその場で精算し、自分でテーブルまでうどんを運ぶシステムだ。初めて訪れるひとは、お品書きを見て戸惑うかもしれない。天玉かというのは、さつま揚げ(天)に卵(玉)と天かす(か)という意味だ。颯爽と「天玉か、ひとつ」とオーダーしてみると、常連さんのように見えるかもしれない。

和みうどん

天玉かうどんを頼むと、湯せんしたうどんをザブッと湯切りして、生卵を割り入れ、天かすとネギをドサっと気前よく入れてくれた。その上から熱い出汁を卵にゆっくりと掛かるように注ぐので少しだけ半熟のようになる。最初は卵を割らずに麺や出汁を味わい、後から黄身を割って麺に絡めつつ食べた。

和みうどん

ごまかしの効かないシンプルさ

和うどんの出汁は、利尻昆布と伊予のいりこ、そして醤油のみ。シンプル故に、素材の状態などによっても味が微妙に変わったりもする。お店の隣にある製麺所では毎朝4時半から麺の仕込みが始まる。麺は最初大釜で茹で、その後冷水に晒して滑りを取る。これがなかなか熱くて大変な作業なのだそうだ。この作業により、やわらかいけどコシがある独特の食感がうまれるのだ。

和みうどん

店内でしばらくゆっくりしていると、次々に「久しぶり!」「おばちゃん、来たよ!」という声が聞こえてくる。地元の人や昔からの馴染みのお客さんが変わらずに通うお店なのだと感じた。「だれでも和んで行ってほしくて、和うどんって名前にしたとよ」明るい店主に会いたくて、お店に立ち寄る人も多いのだと思った。ネギ多め、麺やわめ、麺かため、何でもござれ。きっと明るい笑顔で対応してくれるだろう。

朝の食堂

朝01

和うどん

  • 宮崎市北川内町中岡4968-1
  • 0985-59-0753
  • 営業時間 6:00~20:00
  • 店休日 なし(三箇日のみ)
  • 昼の食堂
  • 夜の食堂
  • 深夜の食堂
食堂の窓のイメージ