議長コラム(令和7年6月号)
6月9日から6月定例会が開会し、冒頭、6月3日に逝去された、宮崎市名誉市民の故長嶋茂雄氏に対して、市議会としてこれまでの功績に感謝と哀悼の意を込めて黙祷を捧げました。長嶋氏はジャイアンツの宮崎キャンプで、選手として、監督として「スポーツランドみやざき」の礎を築き、野球以外にも多くのスポーツキャンプが本市で行われるようになりました。改めて、心からご冥福をお祈り申し上げます。
今回の6月定例会では、20名の議員が一般質問を行いましたが、22名が通告をし、協議の結果2名が取り下げることになりました。議員の役目として、市民からの声や市政に対する問題や課題を議会という公の場で質問することは大切なことであり、一般質問の定数のあり方についても今後協議していく必要があると思います。
今年度の議会活性化検討委員会の検討事項として、議長として「ハラスメントに関する規定」と「議会BCP(事業継続計画)」の二点を提案させていただきました。ハラスメントに関する規定については、議員と職員の間でお互いを尊重しながら、より良い宮崎市を構築していくための規定制定を目指してまいります。また、議会BCPについては、南海トラフ大地震の可能性が高まる中、有事の際にも議会の機能を維持し、速やかな復旧を可能にするための計画策定を目指します。
6月定例会では補正予算を含む全ての議案、国に対する意見書5件全てが全会一致で可決され、25日に閉会しました。
物価高騰、燃料費高騰と市民生活もこれからの夏に向けて厳しくなりますので、市民に身近な議会として寄り添っていく宮崎市議会を目指します!

故長嶋茂雄氏 弔問記帳所

令和7年6月定例会