ホーム宮崎市議会意見書・決議コロナ陽性者の臨時病院の病床増で入院治療を求める意見書

コロナ陽性者の臨時病院の病床増で入院治療を求める意見書

  今、日本の多くの国民は新型コロナ感染症に怯え、「入院制限」と「自宅療養」に強い不安を抱いている。急激な感染症の拡大により日本の医療は実質的な医療崩壊に進んでいる。
  入院できている陽性者の割合が極めて低下し、「自宅療養」が激増傾向にある。「自宅療養」では医療対応どころか食生活などの対応も出来ず、患者の「放置」となる。これでは患者のいのちを守れない。それだけではなく、感染の「放置」にもなり、家庭内感染と地域感染をも拡げてしまう。
  すでに多くのいのちが失われている。政府は、生存権を守る公的責任を果たすために自治体と協力して、早期に公共施設の大ホールやイベント会場を使用して臨時病院を設置し、病床の増加を図るべきである。このことは、すでにいくつかの自治体が具体化しはじめている。また8月18日の日本医師会の会長会見でも提言されている。
  今後、さらに社会的検査を徹底し、軽症患者・無症状患者も急変し重篤化することがあり入院を受け入れていただきたい。
  また、医療従事者の確保も必要不可欠であり、関係団体に協力を求め、しっかりした安全環境と良好な待遇条件で人材を確保していただきたい。
  よって国会及び政府においては、下記の事項について実現するよう強く求める。

1  ホールなどに臨時病院・医療施設を設置し増床を図られたい。

2  関係団体の協力を求め、医療従事者の安全環境と良好待遇で人材をしっかり確保されたい。

3  感染抑制のためにも検査を徹底し、軽症者・無症状者までの入院治療を図られたい。

  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

    令和3年9月15日

宮 崎 市 議 会 

衆議院議長

参議院議長

内閣総理大臣

財務大臣

総務大臣

厚生労働大臣    殿