今月、敬老の日を迎えます。
市民の皆さんとともに高齢者の皆さんへの敬意と、長寿のお祝いを申し上げたいと思います。
私は両親が家業で忙しい傍ら、祖母に非常に可愛がられて育ったので、祖母への敬愛は人一倍強く持つようになりました。
自分の手で祖母を長生きさせたいと願い、医師となり、祖母が肺がんと診断されてから最期までそばに寄り添うことができました。
社会全体の高齢化が問題視されがちですが、若い世代の皆さんは高齢者の皆さんへ、今までのご労苦と重ねてこられた経験への敬意を少しでも持っていただけたらと思います。
また高齢者の皆さんも、今の厳しい時代を生きる若い世代を温かく見守り、時に助けの手を差し伸べていただけたら幸いです。
経済状況や市の財政は大変厳しいものがありますが、それぞれの世代が優しさと思いやりをもって助け合うことができれば、もう少し社会もうまく回るのではないかと思えてなりません。
高齢者の皆さんが健やかで穏やかな日々を過ごされますよう、心から祈念申し上げます。