本市はこれまでに、「彫刻のあるまちづくり」や「パブリックアート」といった事業を実施し、美術作品や歌碑などを市内に設置しております。
これまで設置してきたものをご紹介いたします。
「彫刻のあるまちづくり」
市民の身近な空間に”やすらぎとうるおい”をテーマに「彫刻のあるまちづくり」を進め、昭和59年(1984年)から設置し、現在まで30作品を設置しております。
作者名 | 作品名 | 設置場所 | 設置年月日 | 作者の言葉や制作の経緯 等 | |
1 | 平原孝明 |
翔(はばたけ) |
市役所前橘公園内 | S59.4.21 |
陽光を浴びて 少女の像は 明日への希望に輝く 未来にはばたくその姿は 伸びゆく宮崎市を 象徴するかのようだ 若者よ 大きく健やかに育ってほしい |
2 | 平原孝明 | 朴素(ぼくそ) |
文化の森 中央公民館広場 |
S59.3.12 |
清純な乙女が、ふと見せた自然なポーズの中に、 気どらない素直な表情を見つけ、だれもが 郷愁を感じる素朴さを表現しました。 |
3 | 森啓子 | 空と |
文化の森 中央公民館広場 |
S60.3.29 |
青年の日に、だれもが一度は感じる あのむなしさみたいなものを、若い肉体と空を見つめる まなざしの中に表現しました。 |
4 | 鬼塚良昭 | 相(そう) | 別府児童公園西側の三角地帯 | S60.3.30 |
空間にマッチした造形物ということで、 彫刻のもつ緊張感や量感を大事にしながら、 単純な形の中に楽しさなごやかさを表現しました。 |
5 |
松薗典子 | 汀(みぎわ) |
文化の森 中央公民館広場 |
S61.3.12 |
人体にとりくむ時、自然に、宇宙に、 命に思いが馳せ、敬虔な気持ちになります。 そんな気持ちをはじめて味わった作品です。 |
6 | 田中毅 | 太陽と緑 | 橘公園 | S61.3.22 |
澄んだ空、輝く緑、永遠に不死鳥のように、 この宮崎・地球に残したい。その中の進歩であって欲しい。 |
7 | 外山裕子 | れもん | 南宮崎駅前 | S61.12.8 |
後輩の非常に初々しい姿に感動して、 自然に美しさがあふれる若い女性の 瑞々しい姿を素直に表現した作品です。 |
8 | 奥村羊一 | …も寄添う |
橘公園 ホテルフェニックス前 |
S62.1.26 |
暖かな光の中で、光と雲が、緑と風が、寄り添い、人の心も寄り添う。 そのやさしい気持ちに石も…も寄り添う。 若き日の大国主命と須勢理毗売のように。 |
9 | 緒方良信 | 水とサイエンス(水神) |
文化の森 宮崎科学技術館横 |
S63.1.28 |
空から水滴にはじまり、落下して大地に流れを成し 大海に漂い蒸発作用により、次代の水滴を成すべく 大空へ戻っていく水の一生を表した作品です。 |
10 | 田中等 | 南光(なんこう) | 宮交シティ南角交差点 | S63.3.15 |
澄んだ明るい陽光を浴びてゆったりと座す少女像は、 宮崎の風土のもつやさしさと純粋さを表現した作品です。 |
11 | 東光太郎 | 太陽 | 宮崎公立大学前道路敷 | S63.12.20 |
私たちに、豊かな恵みを与えてくれる太陽。 幸せなときはともによろこび、つらいときは、 やさしくはげましてくれる。 そんな太陽への深い感謝の気持ちをこめてつくりました。 |
12 | 浜田民生 | 雲の階段 |
大王町 後田川緑道 |
H元.3.2 |
シンプルな形態の中にリズミカルな光を感じさせ、 周囲の景色を共有出来るものを考えてみた。 |
13 | 速水史朗 | 道標(みちしるべ) | 市役所前噴水広場 | H元.8.4 |
人々とふれあい 人々に愛されるよう 街かどに立つ彫刻は 街の”みちしるべ”として 宮崎の街になじむことでしょう。 |
14 | 藤本恵三 | 街(まち) |
宮脇町 中央公園東南角 |
H2.3.31 |
この世界は何処へ行こうとしているのか この時間は何処へ流れていくのだろう 街を遠くに見下ろす女性(ひと)の姿は 今の時代をさまよう |
15 | 満木攻一 | 晩夏(ばんか) |
浄土江町 中央公園西南角 |
H3.3.29 |
憧れ、悩み、葛藤…。心身ともに不安定で多感な年代像を、 過ぎゆく夏への哀愁とオーバーラップさせて表現してみました。 |
16 |
佐藤晃 |
太陽の果実(たいようのかじつ) |
別府町 栄町児童公園 |
H3.3.30 |
太陽は生命(いのち)の源。 生きとし生けるものすべての父であり母であるのです。 豊かな光 さんさんと、その下で生きる生命たちよ、太陽のように輝け! |
17 | 佐藤弘徳 | 蓮の夢(はすのゆめ) |
永楽町 後田川緑道せせらぎ水路 |
H4.3.17 |
水に浮かぶ蓮の葉をイメージし、 その上で語られる物語を対話の形で表現した。 どんな話が語られているのかは、鑑賞者の想像にまかせたい。 |
18 | 坂元典生 | 悠(ゆう) |
文化の森 中央公民館広場 |
H4.3.31 |
我々人間は両足でこの地上を踏みしめ、 悠久の大地にしっかり根をおろし生きようとする。 そんな姿を作品に出来たらと思う。 |
19 | 奥村羊一 |
風の伝えた昔話 |
芳士 蓮ヶ池史跡公園中央広場内 |
H5.3.25 |
山、雲、星、川、光、大地、人と生きて時の中で 風となり子供たちに小さな生を伝え語られていくのか。 |
20 | 上別府志郎 | 波の記憶 |
恒久4丁目 片平近隣公園 |
H6.3.28 |
この公園には、夏でも触ると涼しく感じるような大理石で、 太陽の下でのびのびと横たわる女性を思わせる形が ふさわしいのではないか、それを波で表現したら…… |
21 | 田中等 | 森のなかの月 | エントランスプラザ(南) | H7.3.15 |
とある夕暮れ、森の上に大きな満月が昇っていきました。 子供たちと手をつないで幸せな気分で森と月に向かって歩いて行きました。 ところが森が近づき、視野いっぱいに高くなるにつれ 月はどんどん森のなかにもぐってゆきました。不思議な感動でした。 |
22 | 保田井智之 | 水との距離 | エントランスプラザ(北) | H7.3.15 | 人間の思考と自然の間にある距離を埋める作品として長く存在して欲しい。 |
23 | 鬼塚良昭 | 潮風の門 | エントランスプラザ(南) | H8.3.25 |
2つのねじれ曲ったフォルムは、日向灘の潮風に耐え、 大地に根をはり美しい防潮林を創り、宮崎平野を守って来た 現代科学文明のもとリゾート地として開発されたこの環境に 同化させる造形として、日向灘の荒波 防潮の松の大木を イメージして造形化したものです。 |
24 | 渡部一重 | 水の夢 | 江平ポケットパーク内 | H8.3.29 |
水は自然を豊かにしまし。豊かに育った自然は 人間の生活環境を造り生活にうるおいを与えてくれます。 豊かな水そして親と子の愛を江平町の人々は大事にはぐくんで来ました。 はぐくまれたその環境の中で子供達は手を合わせて 江平町の清い水を浴びて夢をのせて羽ばたき巣立って行きます。 江平町の親と子と町の永遠の絆と発展は未来への創造です。 |
25 | 平原孝明 | 家族 |
宮崎市福祉文化公園 (ふれあいの森) |
H9.2.20 |
愛の絆で堅く結ばれた家族は(家庭は)真の憩いの場所となり、 子供たちは、個性を思う存分発揮できます。両親は、子供たちを見守り、 子供は心から安心感を得ています。「ふれあい」というテーマに ふさわしい美しい家族の姿を表現してみました。 |
26 | 田中毅 | 舟出 | 青島駅西口駐車場 | H10.2.18 |
自然に生きている動物たちが、水紋の船に乗り、これから地球の未来に向け。 出航しようとしているところです。自然と人間の融合を希望する作品です。 |
27 | 三坂制 | 母子像せな | 月見ヶ丘1丁目 | H10.3.27 |
県内初の住宅団地として造成された月見ヶ丘団地を記念して 制作された旧母子像を制作者故三坂耿一郎氏の長男三坂制氏により修復した。 |
28 | 源敏彦 | コレー(XV111) | 大淀川学習館 | H11.2.28 | 生命の息吹をアルカイック的に求めてみた。 |
29 | 篠原秀法 | 空間を自由に飛び回ることのできる植物の種 |
江平自転車歩道者道 彫刻の小径 |
H11.2.28 |
生物の進化の過程に於ける生きるための創造性、 有機的に発展していくように範をとり、造形の基盤となし、 アフリカ産の黒御影石の中に封じてみる。 |
30 | 緒方良信 |
太陽 |
宮崎空港ビル | H12.4.19 |
温かく光輝を放ちながら、 大地に恵みを与えるべく照り輝く太陽の形象化 |