4種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ)ワクチンの販売中止について
厚生労働省から、4種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ)ワクチンの販売中止にかかる対応について、以下のとおり事務連絡がありました。
四種混合ワクチンの販売中止に係る対応について (PDF 108KB)
定期接種実施要領 (PDF 461KB)
定期接種では、原則として同じワクチンで接種完了することとなっていますが、4種混合ワクチンの販売中止により、4種混合ワクチンを用いて第一期の予防接種を完了できないことが見込まれる方については、五種混合に切り替えて接種することが出来ます。
3種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき)ワクチンの安定供給について
厚生労働省から、百日せきの流行に伴う、定期予防接種の実施及びワクチンの予約・注文について、通知が送付されました。
百日せきの流行状況等を踏まえた、定期の予防接種の実施及び沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンの安定供給に係る対応について (PDF 301KB)
- ジフテリア、百日せき、急性灰白髄炎及び破傷風に対して行う第一期の定期接種については、製造販売業者から4種混合ワクチンの販売中止に関する連絡があったことを踏まえ、販売中止により4種混合ワクチンを用いて当該第一期の定期接種を完了できないことが予め見込まれる方については、4種混合ワクチン及びヒブ(単独)ワクチンの残りの接種回数に留意しつつ、定期接種実施要領第2の1(15)に示す接種方法に準じ、5種混合ワクチンを用いて当該第一期の定期接種を完了してください。
- 4種混合ワクチン及びヒブ(単独)ワクチンの残りの接種回数に留意して接種を実施する等の事情のため、3種混合ワクチンを用いた接種を定期接種として取り扱うことは可能ですが、当該第一期の定期接種には5種混合ワクチンが使用できること及び今般の供給状況等を踏まえ、3種混合ワクチンを用いた接種は必要最低限としてください。
- ワクチンの予約・注文を行う場合には、例えば、備蓄目的や前年同時期の使用実績よりも大幅に多い量の納入を求めること等、必要以上に多量の納入を求める予約・注文を行うことはお控えください。また、ワクチンの予約・注文は、ワクチンの供給ペースを考慮することが望ましく、接種希望者から申込みがあった段階で必要に応じて行ってください。
ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ・ヒブのワクチン接種について
上記をふまえ、今後のワクチン接種については、下記のとおり接種を進めてください。
●4種混合ワクチンとヒブワクチンの残り接種回数が同一の場合
5種混合ワクチンに切り替えて接種することができます。
※原則、4種混合ワクチンと同じメーカーの5種混合ワクチンを使用してください。
●4種混合ワクチンの残り接種回数が、ヒブワクチンより多い場合
原則、4種混合ワクチンの不足分を「3種混合ワクチン+不活化ポリオワクチン」に切り替えて接種してください。
※ただし、3種混合ワクチンの出荷制限により上記の方法が取れず、5種混合ワクチンに切り替えて接種した場合も、定期接種として取り扱います。
●ヒブワクチンの残り接種回数が、4種混合ワクチンより多い場合
残り接種回数が合うまでヒブワクチンを単独で接種し、その後5種混合ワクチンに切り替えて接種してください。